大人の学び直し“リカレント教育”をもじって、松村沙友理さんの大人への一歩を記録する連載「松村沙友理の大人学」。働く大人の女性の一人として、大切にしたい“休み方”。家ではいつも寝てばかり、と言っていた沙友理さんを主演ドラマ「推しが武道館行ってくれたら死ぬ」の撮休に訪ねたら、変わりつつある最近のお休み事情を話してくれました。
今日はお休み、何をする?
昔から休日は楽しみだったはずなのに最近、休みは得意じゃないかもって思ってる。
お出かけが好きな家族だったから、いつも両親が計画を立てて連れ出してくれていたし高校の友達と行くユニバは一大イベントだった。
グループで活動していた頃は、休みといえばジムを入れたり美容院を入れたり、メンテナンスの日。
自分の外見も気持ちも整える貴重な休日を大事にしてた。
ここ1年は、以前よりも自分の時間ができたけど、それをうまく生かせてるという実感がないのが現実。
こないだ、ドラマの撮影がお休みだった日も「予定を入れずに過ごしてみるぞ!」って当日を迎えたけれど何したらいいんだろう……?って、気づいたら寝ていて。
夕方目が覚めて、夜もまたぐっすり寝てしまいました。
でも、あの日はそれでよかったんだと思う。
実はね、ドラマの撮影期間に“眠れぬ日々”があったんです。
どこでもすぐに寝られる私が、ベッドに入っても寝つけない。
その感覚は、ライブや握手会を終えた夜と似ていました。
アドレナリンがあふれるような高揚感が、寝かせてくれない。
「明日は大事なシーンだ、どうしよう」って寝つけなくて、撮り終わったら「できた!」って充実感で、また眠れない。
演じている“えりぴよ”がしっくりくるしとてもいいものが撮れてるんじゃないかって日々感じる。
そんな日が続いていたから、せっかくの休みを睡眠で終えてしまったけれど後悔はありません。
「よかった、私寝られるやん」って安心できました。
でも願わくば、これから先の未来には新しい知識を入れたり勉強したり、休みの日を人生を豊かにするために使える私になりたいものです
睡眠環境を向上する工夫、しています
いとし(犬)と一緒に寝ているから「毛がからまないと教わって、シルクのシーツを使い始めました。コインランドリーへ洗いに行くのも楽しい。お風呂で体を温めて、眠りに効くサプリやアロマも愛用しています」
ニット¥71500/アルファ PR(ルーマー) 中に着たロンパース¥12980/プライベート・スプーンズ・クラブ 代官山本店(プライベート・スプーンズ・クラブ)
撮影/東 京祐 ヘア&メイク/岡田知子〈TRON〉 スタイリスト/山﨑静香 ※BAILA2022年12月号掲載