強くなれない~!今すぐでかい絆創膏にくるまれた~い!
そんな日もありませんか?私はあります。
皆さんこんにちは。スーパーバイラーズ清水まやです。都内でアパレルデザイナーをしています。
29歳、n年彼氏なし。先日仕事で丸の内をリサーチしていたのですが、イルミネーションに心苦しくなりました。そんな季節なのですね。
今年もケンタッキーのCMは私の心を抉ってくるのでしょう。
それでも、働く女性たるもの強く生きていかなければなりません。
冗談はさておき、女性って過酷だなと思う瞬間が幾度となくあります。
女だから、女のくせに。全て働き始めて言われてきた言葉ですが、いい気分はしませんよね。(あと、他人から女性らしさを求められるのも好きじゃなかったなぁ)
そんな日は、芯の通った強い女性が活躍する漫画を読んで勇気づけられていました。
今日は、私が勇気のもらった
働く女性が勇気の貰える漫画
を紹介していきます。
女王の花 (和泉かねよし)
神作品。身の周りで5人は沼に落ちていただいた。先生ありがとう。
あらすじ
舞台は中国に似た紀元前戦乱の世。互いに勢力を争う、亜国・土国・黄国・曾国のなかの亜国の姫として生まれた『亜姫(あき)』が主人公。
亜姫は母が小国である黄国の生まれであることを理由に、大国である土国出身の側室土妃や側近たちに冷遇されて育った。しかし亜姫はある日金髪碧眼の奴隷『薄星(はくせい)』と出会う。薄星は自身の奴隷としての立場を救ってもらった亜姫に忠誠をつくし、二人は幼馴染のように育つ。
やがて、ひょんなことから青徹と言う謎の商人から武芸や学問を学び、亜姫は持ち前の聡明さを発揮していく。
しかし、それを面白く思わない土妃が亜姫の母が毒殺。亜姫自身も人質として黄国に送られることとなる。亜姫は母のため、そして祖国のため、必ず亜国に帰り女王となることを誓うのであった。
本当に面白い。
作者の和泉かねよし先生は「描き始めた当初からラストまでを決めていた」と仰っていたのですが、その通り序盤から伏線もしっかり張られており面白い。
主人公亜姫はもともと賢く登場した当初から大胆な行動が多いのですが、大人になるにつれて兵法を学び、戦場で実践をする姿はもう現代で言うスーパーキャリアウーマン。
最初は疎まれていたものの、どんどんと味方を増やして周りの信頼を勝ち取る姿には何度も何度も勇気を頂きました。
それでも亜姫も人間で完璧ではない。そんな脆い部分を支え続ける薄星には愛しかないです。
個人的に商談の場でどんなに自信がなくても笑うと言うライフハックはこの漫画から学びました。
また、余談ですが出張前の東京駅のホームでラストから2話目を読み、泣きつかれて大阪行きの新幹線ぐっすり眠っていたのは内緒です。
同先生の現在連載中の作品『コールドゲーム』こちらも強く逞しい女がたくさんで素敵なので是非ご一緒にどうぞ。
ヒマチの嬢王 (茅原クレセ)
最近ゴリ推ししている。爽快。マチおこしアクション。
あらすじ
舞台は鳥取県米子市にある歓楽街朝日町。
都会の喧噪に嫌気がさし、実家で隠居生活を送る歌舞伎町伝説の“元NO.1キャバ嬢・アヤネ。
そんな娘を見かねた母の一喝により、しぶしぶ実家のスナックを手伝うことになるが、流石は元NO.1。圧倒的な活躍を見せ、店内は一晩にして大騒ぎ。
そんな中、元彼を名乗る同級生ジュンが現れる。ヒマチでキャバクラ店を経営していたジュンは、アヤネに自分の店のキャストになってくれないかと頼み込む。
「キャバ嬢として接客はしない」という条件のもとで黒服として店を手伝うことになったアヤネはジュンの店をヒマチはおろか日本一の店にすると宣言。
持ち前の才覚で朝日町を、米子市を、ひいては鳥取全体を活性化させる事になる。
観ていて爽快。
最初はよくある夜の漫画かなぁと思っていたのですが違った。
とにかく茅原先生のしっかりとした知識の上に成り立っている。話の流れもネチネチした部分がなく爽快。
キャバクラの運営の話や町おこしの話にも繋がるため、経営や店舗運営に纏わる話も多く、学びも多い漫画。そして、キャストに対するマネジメントは後輩や部下に対する姿勢に繋げられるのでは?と個人的に考えます。
主人公アヤネに対する信頼が厚い。アヤネはいつも真っすぐで自分の軸をずらさない。陰口を叩かれようとも酷いことをされようとも前を向いて突き進んでいる。
自信を貰えます。でも無敵ではないんだよね。無敵ではないけれど、頑張っている姿が自分と一緒だな、今日も頑張ろうと思えます。
今一番推してる漫画です。ぜひ読んでみた報告お待ちしております。
たまに治安が悪いんですがそこは御愛嬌。
初めて恋をした日に読む話 (持田あき)
頑張る年齢に遅いも早いも関係ない。
あらすじ
婚活も仕事も私生活もパッとしない31歳主人公春見順子。彼女もかつては親の期待に添い優等生であったが、東京大学の受験の失敗以降何事も失敗を繰り返し続けている。
そんな、ぼんやりと生きる彼女の前に現れたのは髪の毛をピンクに染め上げた不良高校生、由利匡平。彼は父親を見返すために東大を目指すと言う。
果たして匡平との出会いは順子を変えていくのだろうか。
いや、こんな高校生いたら変わるやろ。
ドラマ化されたことでも有名な本作ですが、匡平、雅志、山下との恋模様と言うよりもお仕事漫画としての一面をクローズアップしていきたいと思います。
色々な種類の女性が働くお仕事漫画ってあると思うのですが、どれも主人公が元々仕事がサクサクと出来てしまったり、問題を上手くこなせてしまっていて(上に挙げた二作のヒロインもそうなのですが)、爽快かつ勇気は貰えるものの『自分には難しいかなぁ』と思ってしまいます。
しかし、この漫画を初めて読んだ私は衝撃を受けます。婚活、就活、受験全部失敗してぼんやり生きている主人公。どこか親しみやすいし、かつてあまりないタイプ。
そのぼんやり生きている主人公が人生の全てをかけて仕事にフル投球するわけですよ、仕事で大コケをして怒られて泣いて帰ってきても『順子が頑張ってる~~~~私も頑張る~~~~』ってなりませんか?
更に順子は、受験をきっかけに上手くいっていなかった母親との関係性も再構築しようと10年以上たった今努力をします。これもすごく難しいことだと思うのですが、こういった描写を描いて下さった先生には感謝です。
ちなみに作中のお洋服がとても可愛いですが、AMERIの服が多いと明言されていますね。
是非チェックされてみてはいかがでしょうか?
▼Ameri VINTAGE
フルーツバスケット (高屋奈月)
人生で大切なことはフルバが教えてくれた
あらすじ
唯一の家族だった母親を事故で亡くし、小山で一人テント暮らしをしていた本田透。境遇に負けることもなく強く生きる透だったが、その土地は同級生草摩由希の一族が所有する土地であった。なんとかテントでの暮らしを交渉するも土砂崩れでテントも失ってしまい、それがきっかけで同級生である草摩由希が暮らす同じ一族の草摩紫呉の家に居候することに。
しかし、草摩家には『異性に抱き着かれると十二支の動物に変身してしまうという』と言う秘密があったーーー。
名言も多く、みんなが優しくなれる道徳の教科書
登場人物に高校生が多いですが、みんなそれを感じさせないくらいとても大人な発言が多いフルーツバスケット。
大人になって読み返してみると心がとても暖かくなるのでお勧めです。
フルーツバスケットの女性キャラって透くんだけではなく、殆どがみんな自立していて、誰かのために一生懸命行動しているのがポイント。本当にやさしい世界で成り立っています。
透くんは、誰よりも人のために幸せを願える人。だからこそ周りから幸せを願われる人なのだろうと思います。
そういったメンタルを本田透から学んだかなぁと思います。
女性の活躍する漫画は同じ女性として嬉しい
長くなるため先に4本お送りいたしました。いかがでしょうか?
やはり同じ女性として、女性がバリバリと活躍したり頑張っている漫画はポジティブになれますよね。
後半は来週公開予定です、是非お楽しみに!