気が付けば年末、年内の仕事の総清算
みなさん、こんにちは。スーパーバイラーズ清水まやです。
都内でアパレルデザイナーをしています。
気が付けば12月、早い。師走って何で師走と言うかご存じですか?
普通、長月、神無月、霜月と来たら『月』の韻を踏むのがプロラッパーじゃないですか。
何故に急に『師走』。
どうやら、この月は、僧侶のような普段落ちついている人でも、多忙で走り回るようになるという意味からつけられたそうです。
なるほど。きっとBAILA読者の皆様も年末は2021年の総清算で忙しいですよね。
私はと言うと、先日転職が決まりました。同じデザイナーですがまたそのお話しも出来れば嬉しいです。
なので引継ぎなどをまとめています。少し寂しいですね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、前回好評だった【お疲れ気味のあなたに捧ぐ】女性が活躍する漫画8選(前篇)、後篇どんどんおススメしていきたいと思います。
累-かさね-(松浦だるま)
容姿に悩む人には刺さる作品
あらすじ
醜い容姿でありながら、卓越した演技力を持つ主人公『淵 累』は今は亡き伝説の女優であった美しい母とは似ても似つかない容姿のせいで周囲から心無い仕打ちを受けてきた。
そんな折、累は母が遺した1本の口紅に「口づけした相手と一定時間顔を入れ替える力がある」と知る。やがて、累はその口紅を使って芝居の楽しさや美醜から得る喜びを知り、協力者のもと女優として の道を歩んでゆくのだがーーーー。
設定はファンタジーであるものの、中身が非常にリアル
女性なら誰しもが美醜を突きつけられる瞬間があると思うのですが、それを極端に描いて煮詰めるとこの漫画になるのかなと思います。
自分も容姿に必ずしも自信がある方ではなく(昔は72kgくらいあった)、美人は羨ましいなぁ~だなんて思っていた時期にこの漫画と出会ったので、容姿に自信が無くなったときには何度か読み返すようにしています。
作品紹介にも美醜について書いてあるとありますが、それでは『容姿が美しいことが全て』なのかと言われれば、こちらの作品については必ずしもそうではないので、読んでいて考えさせられる作品です。
黎明のアルカナ(藤間麗)
差別や平和についても考えさせられる作品
あらすじ
小さな島の2つの国、セナンとベクルート。二つの国は争いが起こるたびに王族同士の婚姻で平和条約を結んできたが、長く続いたことは無かった。
だが、この2国には、歪な共通点があり、黒髪を誇るわずかなものが王侯貴族として君臨し、赤や金・茶の髪をした者たちは平民。 半獣半人、獣の耳・尾をもつものたちが亜人とさげずまれて奴隷として働かされたり、人類よりも五感が優れているために兵として前線で働かされている。
そしてまた和平条約のために、赤髪をもつセナンの第一王女・ナカバがベルクートの黒髪の第二王子・シーザの下へ嫁ぐことになった。しかし所詮は敵国同士の政略結婚、そして赤髪のナカバはベルクートの王族に蔑まれる。そんな中でナカバの持つ不思議な力『刻のアルカナ』が目覚め始め、ナカバとシーザは互いに惹かれ始める。
奴隷階級の解放のために動く強く美しい主人公
主人公ナカバは赤髪で生まれたため、実家であるセナン王国でも冷たくされており、そんな彼女を支え続けたのが亜人である従者のロキでした。
ロキやナカバの存在は嫁ぎ先のベルクートでも蔑まれ、特にロキは『亜人である』と言う理由だけで皆が離れていきます。ナカバは長い間その現状に心を痛めています。
最初こそ政略結婚でしたが、真っすぐで優しいナカバの存在は、子供っぽく宮廷のしがらみに囚われていたシーザを大きく変えます。
少女漫画と言うにはテーマが重く考えさせられることの多い作品です。
読了感も爽やかでよいのでおすすめです。
暁のヨナ(草凪みずほ)
お姫様、守るもののために強くなる
あらすじ
高華王国の気は強くとも無知でか弱い姫君・ヨナは一人娘のため、優しい父王と幼なじみで護衛のハク達に囲まれ、大切に、そして甘やかされて育てられていた。
そして時はヨナ・16歳の誕生日。ヨナは想いを寄せていた従兄のスウォンから簪を贈られ、自分の想いを伝えるため父の寝所を訪れた彼女が目にしたのは、すでに事切れた父王と、剣を父の血で赤く染めたスウォンの姿であった。自らも命を狙われたヨナはーーー!?
守られるのではなく、守るために強くなることを決めたヨナ。
命を懸けてボロボロになってでも守ってくれるハクを見たヨナは、自分が今で如何に無知で甘やかされていたのか気づきます。守られることしか出来ない自分に見切りをつけるために長い髪の毛を切り捨てるシーンがあるのですが、そういう事ってないですか?
私はよく今までの自分にお別れしたいなと思うと髪の毛をバッサリ切ったりするので、ヨナの気持ちや覚悟が分かります。
その後、一緒に戦ってくれる伝説の四龍と呼ばれる4人の人間を探す度に出るのですが、この4人がいいキャラしていて大好きです。
巻数を重ねることに、箱入りのお姫様から自立した女性へと変化していくヨナ姫、そしてハクとの恋模様は必見です。
君の全てを奪いたい(SAM)
圧倒的メーデイア様
あらすじ
皇太子との結婚を約束されたベリアード家の公女・メーデイア。完璧な人生を送っていた彼女だが、ある日突然現れた令嬢・プシュケーに全てを奪われる。全てが崩れ落ちるメ―デイアとは真逆に、誰もが羨ましがる円満な生活を送るプシュケー。自分の全てを奪った彼女に対し「あの女に同じ思いを味わわせてやる」と復讐を誓うメ―デイア。そんなメ―デイアの願いを神が聞き入れたのか、ある日を境に彼女らの身体は入れ替わり二人の運命は一転する。
↑あらすじは参考にしないほうがいい
最初の数話は主人公のメーデイアを好きになれなかったものの、今ではすっかりメーデイア様の虜。復讐劇ではあるものの、あらすじとは印象が異なってきているかなと言う感じ。
さて、このメーデイアは逆境に強い。そして、博識で仕事が出来る。世の中で言う悪女キャラなのに嫌みなところがないのがポイント。
あまり書くとネタバレになるので控えますが、プシュケーの成長ぶりにも注目。メーデイアの周りのキャラもとても素敵な人が多くて毎週楽しみにしている作品です。
本当に強く生きるにはメーデイア様くらいの気合が必要だなって思います。
こちらのみ電子書籍なのでサムネ画像リンクから飛んで読んでくださいね。
年内もあと少しとりあえず強く生きよう
以上8作品でした。
女王系が多いかった気がする。なんでだろう。
さて、年内もあと少し。来年もいいスタートが切れるように頑張りましょうね!
そして、何かあればこちらの漫画読んでみてもらえると嬉しいです❤
読んでみた報告お待ちしております、それでは皆様また来週!