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『御手洗家炎上する』原作者の新作『私のアリカ』。消えた推しのために芸能界に入る主人公から目が離せない。

『御手洗家、炎上する』で話題をさらった藤沢もやし先生による新作

みなさまこんにちは、スーパーバイラーズ清水まやです。


少し前まで読んでいた完結済みの漫画がNetflixで実写化され話題になっています。
『御手洗家、炎上する』というヒューマンサスペンスを軸に置いたものになるのですが、自分の人生が他の誰かに変わられてしまい、形が変わってしまう怖さと、それを取り戻す難しさものみたいなことを描いた物語です。

私はこの作品に共感できることが多く好きで、何よりパッとした華やかなファンタジーものと言うよりも、ひたすらにヒューマンサスペンスであることが良い。
(清水の好きな登場人物は貴一です。)
何よりラストも爽やかで読了感が良いので、「よくこの終着点におさめたなぁ、流石だなぁ」と思った記憶があるのですが、原作者の藤沢もやし先生はこちらがデビュー作とあって驚いた覚えがあります。

そんな藤沢もやし先生の新作が公開。

『私のアリカ 

まだ2巻なのですが、すでに続きが気になりすぎる。
ちばてつや賞を受賞した隈屑。先生との最強タッグのため、ここからさらに盛り上がっていくこと間違いなし。
それではどうぞ。

目次

  1. ちばてつや賞受賞の期待の新人、隈屑。先生×藤沢もやし先生の最強タッグ
  2. オタクであることを誇ろうと思う。

ちばてつや賞受賞の期待の新人、隈屑。先生×藤沢もやし先生の最強タッグ

カモのネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義 表紙

『アリカ』を失踪にいたらせた犯人はいったい誰なのか、そして『アリカ』は今どこに。
二転三転する人間模様からも目が離せない本格サスペンス。


『御手洗家、炎上する』の藤沢もやし先生と、ちばてつや賞大賞の新鋭・隈屑先生が放つ業界戦慄のアイドル・サスペンス! 人気急上昇中のアイドルグループのセンター・アリカの身に起きた大事件。犯人はファンか、それとも‥‥。華々しいアイドル業界の光と闇が今暴かれる!



『御手洗家~』でも印象的だったのが、この藤沢もやし先生のサスペンス。
設定自体も「消えたアイドルの行方を追って、そのアイドルのファンが自らもそのアイドルグループに潜入する」というセンセーショナルなものですが、
まだ2巻でありながら緻密にはられた伏線には驚きが隠せません。

信用できると思っていた人間が、次のページでは裏切り者になっている…なんてことも。
それが藤沢もやし先生原作作品の醍醐味かなと思います。

物語は、アイドルグループ『りりかるトリック』の人気メンバー・真宮アリカが、ある日突然失踪するところから始まります。
グループの人気も上昇中。そして、彼女自体の人気も高く、その事件は話題となりましたが、一年経っても解決の糸口が見えないまま。

話題のピークは過ぎ去り、世間から忘れさられそうになってもファンは忘れません。

アリカの熱心なファン、『宮嶋ナナ』と、その仲間は一年間アリカの残したものや解決への糸口を探し続けていました。
「もしかすると、犯人はりりトリ内部にいるのかもしれないーーー。」

そんななか、『りりトリ』はグループの盛り上がりのため第3期メンバー・オーディションの開催を発表。

ファンたちは、ナナをこのオーディションに送り込み、内部から探ることに決めたのです。何が何でも三期生にならなければならないナナ。そんな彼女には、アリカを必死に探す『理由』があったのです

この作品の面白い点はナナが単独で戦うのではなく、アリカ推しファンたちの結束力。
人にはそれぞれ得意分野があると思うのですが、アリカのオタクたちは自分たちの得意分野(例えば情報収集能力など)を惜しみなく愛するアリカのため使います。

実は自分も長らくアイドルファンをやっており、昔はそれこそドームツアーやライブのために移動をしていた側なのでとってもよくわかるのですが…アイドルファンの無償の愛って本当にこういうところですよね…
ナナは純粋で真っすぐですが世間に疎いところがあります。そんなところを正してくれるのがこのファンのみんなの存在。
一人で戦うのではなく、全力で支える『チーム戦』。このスタンスがたまりません。

味方だと思っていた人が悪人だったり、裏切りものになってしまったり、日々展開が変わっていき心も追いつかない本作ですが、サスペンス好きにはおすすめです。

オタクであることを誇ろうと思う。

今月ハマっているおすすめの漫画でした。

まだ2巻のため気軽に買いやすいところもおすすめ。ぜひ読んで頂きたいです。
ここから深層に迫っていき、更に面白くなっていくのかなと思っています。

この漫画を読んで思ったのは、自分が得意なことは、人にとっては不得意であったりすることもあるので、そのことは心から誇ってあげても良いのだということ。

例えば私だと根っからのオタク気質で出来ることと出来ないことの差がかなりあるのですが、絵をかくこととデザインをすることは比較的得意だったりします。
長い間、「ひとと話す能力がないなんて良く無いなぁ」とおもっていた時期もあるのですが、その得意分野をひたすらに伸ばして、誰かの役に立てるのであればラッキーですよね。それって自分にしかできないことなので。

自分の本質を愛してあげましょう。

また来月おススメの漫画ご紹介させてください。
それではまたお会いしましょう~!

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