組織に属しながら、自分らしくしなやかに働くバイラ世代。通勤スタイルも、プライベートも、バッグの中身を通して見えてくる! 今回は、サイバーエージェントで働く北村瑠美さんの愛用バッグとその中身をご紹介。
サイバーエージェント (株)CyberZコーポレート戦略室 広報 チーフ
北村瑠美さん(30歳)
社内異動公募制度で広報に。育児と仕事の両立に奮闘
【MY BAG】MARNIトートバッグ
PCが入って軽く、肩かけできて丈夫なので週3日の通勤で愛用中。昨年春に、産休から職場復帰するタイミングで購入
What's in my bag?
1腕時計で、ONとOFFのスイッチを! 仕事中はアップルウォッチでタスク管理。子どもの送り迎えのタイミングで時間が見やすいアナログウォッチにつけ替え 2社用PCは縦型ケースで、バッグの中にすっきり 社内PCには愛するわが子(双子!)の似顔絵ステッカーを。PCケースの外ポケットに、アイケアなどのコスメポーチとメモを入れている 3名刺と名刺入れは、広報の仕事に欠かせない! メインの名刺ケースは、自分の名刺、担当役員の名刺、いただいた名刺と3つの仕切りで分別。下のピンクのケースはいただいた名刺の整理用予備。ストラップつきのカードポーチには社員証などIDを入れている 4コミュニケーションの糸口になる占い本 ゲッターズ飯田さんの占い本は、初めて会う人との会話の糸口に 5リモート会議用のマイクつきイヤホンと充電器を常備 6ほぼ電子マネー派。小さなポーチに小銭を
挑戦を応援してくれる会社だから、自分らしい働き方、生き方を見つけて選べる
「サイバーエージェント」と関連会社「CyberZ」の広報を担当。双子のママでもある北村さん。トートバッグのカラフルな中身を見ると、コミュニケーションとマルチタスク管理に長けたグッズが充実。
「産休取得後はフルタイムで職場復帰することが希望でした。週3日は8〜17時で出社、週2日はリモートワークの『リモデイ』を活用して、同じ会社で働く夫と家事を分担。プライベートの時間も確保できています。『双子の育児は大変そうだから時短勤務で』と、自動的に制度に組み込まれることはなく、自分の意思で働き方を選択できました。復帰後は、自分が前に出るより、会社のビジョンを実現したい、働く社員を一番に応援したいとより強く思うように。あらためて、広報は天職だと感じています」
社内人材活用制度を通じて現在の働き方に。「年2回の『キャリチャレ』期間で、130もの部署が人材募集。興味を持った社員が手を挙げ、社内転職ができるんです。私は、新卒から4年間、広告営業を経験して、人と話すことが好きな自分に合った仕事――これだ! と志願して『CyberZ』の広報に」。さらに、“十人十色の女性の働き方を応援する”社内横断組織「CAramel」、社内サークルのヨガ部にも参加。
「挑戦を応援してくれる会社」と北村さんは語る。「コミュニケーションが活発で、社員一人ひとりに興味を持ってくれる。ライフステージが変わっても、常に相談できる人がいる。その空気感が魅力的で、ずっと働き続けたいですね」
わが社のご自慢
独自の社内異動公募制度「キャリチャレ」
部署での勤続1年以上の社員を対象に、希望する他部門やグループ会社への異動をチャレンジできる。受け入れる部署側も、ポータルサイトで熱心な人材募集を行うなど、社内で幅広い選択肢がある
ライフステージに合わせた女性活躍促進制度が盛ん
女性特有の体調不良や妊活などの通院を周囲に知られず取得できる休暇「エフ休」や、卵子凍結補助など、女性が働きやすい職場環境の向上を目指す「macalonパッケージ」。また、女性社員の横断組織「CAramel」では会社への提言も行っている
事業部を横断・縦断して社員が自由に交流できる
会社の承認を受けたサークル活動。社員が5人以上集まれば自由なテーマで申請できる。また、上記の「CAramel」のほかダイバーシティ推進プロジェクト「CAlorful」など、社内横断組織も活発
撮影/宮下昌生〈hannah〉 取材・原文/久保田梓美 ※BAILA2023年5月号掲載