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【私と仕事と生理】フローリスト halcaさんの「生理の日のマイルール」

生理との向き合い方を、各界で活躍する女性にインタビューする連載企画。今回は、人気フラワーショップVOICEのフローリスト、halcaさんに話を聞きました。

フローリスト・ halcaさん

職場で生理の不調を共有したら大好きな仕事がますます楽しく!

東京・外苑前のフラワーショップ「VOICE」にて、フローリストとして勤務するhalcaさん。店舗での接客業務のほか、ショップやレストランなどの生け込み、ウエディングやイベント会場の装花などを行っている。

「新卒で入社したのはファッション業界。販促担当として、店内のレイアウトやショーウィンドウを手がけるなかで、花を使った装飾に興味を持つようになりました。そんなときに『VOICE』の存在を知り、装花の美しさはもちろん、ギャラリーを併設している点も面白いな、と感じて。最初はお手伝いというかたちで週末のみ働かせてもらい、3カ月後に転職。今は5年目です」

「花は季節によって移ろいがあり、飽きないどころか、どんどん好きになっている」という一方で、不規則な生活や、花の鮮度を保つためのクーラーによる冷え、重労働などによる負荷が、体に現れるようになったという。

PMSが重くなり、生理が始まる1週間ほど前から、眠気や食欲の増加、腰痛、むくみ、肌荒れ、感情の浮き沈みなどを感じるようになりました。特に腰の痛みがつらくて……改善するために整骨院とピラティスに通っています」

週に2日は深夜2時に起きて、仕入れのために花市場へ。繁忙期とPMSが重なると体が悲鳴を上げたが、当然のように我慢していたそう。

「店のスタッフはオーナーと私のみ。男性のオーナーと生理について共有するのは気が引けましたし、何よりも、プロフェッショナルじゃないと感じていました。無理を続けていたら、ある日、PMSによる腰の痛みで立ちくらみしてしまい……仕事に影響が出てしまったことから、オーナーに生理の悩みを打ち明けたところ、“長く働いてほしいからこそ、絶対に無理はしないで”と言ってくださって。以降、軽い不調も必ず共有するようになりました」

オーナーのサポートによって、気持ちも仕事もぐんと軽く。ますます好きになった職場で長く働き続けるためにも、日々の体調管理を徹底しているという。

「PMSで気が立っていると、声をかけてなごませてくれたり。そのおかげで仕事の集中力が上がり、信頼関係も深まりました。環境や体調を整えることで生理は改善できるし、それによって、仕事をもっと楽しめると学びました!

halcaさんのある日のスケジュール

  2:00 起床

  3:30 花市場へ

  6:00 店に戻る、朝食

  8:00 帰宅、仮眠

10:00 生け込みなど外仕事

11:30 昼食

13:00 開店

18:00 閉店

19:00 帰宅、夕食

21:30 就寝

生理の日のマイルール

1. 体を冷やさない
2. 優先順位を決めて無理をしない
3. 食べたいものを食べる!

「お花の品質・鮮度を保つため、クーラーは年中ON。夏も必ず湯船につかって、上着を常備し、さらに生理中は腹巻きも加えています。疲れたら、公私ともに優先順位の低いものは後回しにして早めに休む。また、普段は我慢している甘いものも解禁し、心身をケアしています」

生理の日のお気に入りアイテム

体がしっかり温まる粘度高めな本葛100%のくず湯

体がしっかり温まる粘度高めな本葛100%のくず湯

「大好物のくず湯は、生理中の定番ご褒美。『坂利製麺所』のものは本葛を100%使用しており、弾力があってなめらかなとろみが絶品なん です!体がより温まるしょうが入りがお気に入り」

halcaさん

フローリスト

halcaさん


服飾学校を卒業後、アパレルブランドに就職。3年勤務した後、東京・外苑前のフラワーショップ「VOICE」に転職。フローリストとして5年目を迎えた。

撮影/nae. イラスト/Kaho Iwaya〈opnner〉 取材・原文/中西彩乃 ※※BAILA2023年8・9月合併号掲載

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