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【 #刀剣乱舞 #和田琢磨 #梅津瑞樹 スペシャルインタビュー 】今のお互いに対しての思いを、本音でトーク

舞台『刀剣乱舞』シリーズで共演している二人。お互いを「梅ちゃん」「わだっくまさん」と呼ぶ仲ながらも、それぞれの芝居のフィールドで活躍中。大人の彼らが醸す絆の強さと、噓のない思いを分かち合うひととき。今回はお互いに対しての思いを、本音で話してくれました。

【 #刀剣乱舞 #和田琢磨 #梅津瑞樹 スペシャルインタビュー 】今のお互いに対しての思いを、本音でトーク

極限状態を経験し、二人の信頼はさらに強いものに!

歴史修正主義者という敵と戦うために、刀剣から生み出された「刀剣男士」たち。彼らの葛藤、成長を描いた舞台『刀剣乱舞』(愛称・刀ステ)。和田さんはシリーズ最新作で座長を務め、今回の物語のキーとなる細川ガラシャやキリシタン大名と深く関わる刀剣男士・歌仙兼定(かせんかねさだ)を演じる。梅津さんは、和田さん演じる歌仙兼定とともに戦う山姥切長義(やまんばぎりちょうぎ)を演じる。この作品、実は2年前に上演が決まっていたものの、コロナ禍の中で制限があり、講談師の解説を入れた“科白劇”というかたちで上演。そして今年、満を持しての本公演に!

和田 科白劇はコロナの感染拡大が激しくなる状況の中で、どう舞台を作るのかと、全員が模索状態だったよね。「朗読劇かもしれない」とも言われたし。だから舞台上で脚本を読みながら芝居するのか、と考えていたんだけれども。

梅津 ふたを開けてみたら、普通の舞台稽古をすることになったんですよね。

和田 そう。それも恐ろしく時間がなかったでしょ。「俺、本当にできるか?」と焦ったよ(笑)。

梅津 いやあ、驚きましたよね~(笑)。でもあの短期間の稽古を、全員で乗り切れた、という……。

和田 うん。そこで強い絆が生まれた座組だからね。今回も座長としては全員に信頼感がある。特に梅ちゃんは、舞台上の安心感が半端ない。何が起きても受け止めてくれると信じられる役者なんだ。

梅津 それ、僕も同じことを感じています。もちろん演じられている歌仙兼定という、風雅を大事にするキャラや過去の共演、稽古場の積み重ねもあるんですけれども。一緒だとのびのびできるんです。

二人の初共演は、今から3年前の『慈伝日日の葉よ散るらむ』。

梅津 あの舞台はサシで芝居した場面があったじゃないですか。そのときには「この人は物事を俯瞰できる役者だ」と思いました。劇場で稽古をしてる姿もストイックな印象が強かったです。

和田 あのとき、僕は東京凱旋公演だけの参加だったんだよね。『慈伝』は梅ちゃんが注目される物語だったし、殺陣の練習を熱心にやってた記憶があります。だから第一印象は「まじめな人」。いい意味で、今もそこは変わらないかな。

梅津 光栄です。でも実はわりと、おちゃめな部分もある人なのかなとも。

和田 あら、そう見られてたか~(笑)。梅ちゃんはミステリアスな物腰と、言葉選びの独特のセンスが面白い。昔の文豪みたいな雰囲気を感じさせてくれるというか。令和の太宰治と呼びたい!

和田琢磨 梅津瑞樹

梅津 (笑)。じゃあ僕、腹を切らなきゃいけないですか? って、割腹したのは太宰じゃなくて、三島由紀夫でした。

和田 ほら、この返し方が、俺にとってはすでに唯一無二の存在なの(笑)。

役者としてお互いをリスペクトしつつも、実は物語の構成や演出の関係でがっつり共演する場面は多くなかった二人。

和田 だからこそBAILAさんみたいな女性誌で自分たち二人を取り上げていただけるのは嬉しいし、もう少し色々と話してみたいこともあるなって。今回は福岡・大阪でも公演があったり、科白劇のときよりも稽古スケジュールに余裕があるし、お互いを知る時間がつくれたらなって思ってる。

梅津 本当にそうですね。そういえば僕、わだっくまさんのこと「すごい!」と思ったエピソードが。せっかくなのでこの機会に披露してもいいですか?

和田 え、なに……?(汗)

梅津 前に雑誌のインタビューで、組ませてもらったの覚えてます?

和田 もちろん覚えてるよ!(笑)

梅津 現場で撮っていただいたメイキング動画を見返したら、カメラの前で流れるようにポーズをとられていて。所作の美しさに刺激を受けました。僕も見習いたいなと。

和田 そうだった?(照) 俺は山姥切長義じゃない梅津瑞樹の姿も見てみたいの。いつか別の場でも共演して、さらに知ったり、学んでみたいと願ってます。

和田琢磨 梅津瑞樹

「梅ちゃんはまじめで努力家。舞台の上で何が起こっても、受け止めてくれる包容力がある。」(和田琢磨)
「芝居にはとことんストイック、それでも時折おちゃめな性格が、わだっくまさんの魅力ですね!」(梅津瑞樹)

梅津瑞樹

梅津瑞樹


うめつ みずき●1992年12月8日生まれ。千葉県出身。’15年、鴻上尚史氏が主宰する『虚構の劇団』の公演で俳優デビュー。以降、ミュージカル、ストレートプレイ問わず、数々の舞台で活躍中。舞台『刀剣乱舞』には、’19年から山姥切長義役で参加。

和田琢磨

和田琢磨


わだ たくま●1986年1月4日生まれ。山形県出身。’09年に俳優デビュー。ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの手塚国光役で頭角を現して以来、現代劇、時代物、朗読劇と舞台を中心に、テレビドラマでも活躍。舞台『刀剣乱舞』には’17年から歌仙兼定役で参加。

舞台『刀剣乱舞』 綺伝 (きでん)いくさ世(ゆ)の徒花(あだばな)

舞台『刀剣乱舞』 綺伝 (きでん) いくさ世(ゆ)の徒花(あだばな)
出演/和田琢磨、梅津瑞樹/佐野真白、松井勇歩/七海ひろき ほか
脚本・演出/末満健一
期間/3月19日(土)〜5月15日(日)東京、福岡、大阪の3場所公演。 詳細は公式Webから確認を。
人気ゲームを原案にした舞台作品。今作では歌仙兼定が刀剣男士を率い、戦国末期の熊本へ。そこには迫害を受けたキリシタン大名が集っていた。そして歌仙兼定は歴史改変の核となる人物が意外な相手だと聞かされる。
©舞台『刀剣乱舞』製作委員会 ©2015 EXNOA LLC/Nitroplus

※クレジット表記のないものはすべてスタイリスト私物です

撮影/土山大輔〈TRON〉 ヘア&メイク/城本麻紀(和田さん)、松野亜莉沙(梅津さん) スタイリスト/ホカリキュウ 取材・原文/石井絵里 ※BAILA2022年4・5月号掲載

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