大人の学び直し“リカレント教育”をもじって、松村沙友理さんの大人への一歩を記録する連載「松村沙友理の大人学」。1年半前まで活動した乃木坂46から最後の同期が卒業し、ひとつの節目を迎えるこの春。一方、大人の女性として友達づきあいを自分らしいペースで深めている沙友理さん。お祝いに贈りたいカードを探しながら、女友達との時間について聞きました。
女友達へ。
「新しい友人をつくるのはあまり得意じゃなくて、連絡先を自分から聞けなかったり、せっかく交換してもなかなかその次の“ごはん”が実現しなかったり。そんな私が一緒に過ごすことがあるのは東京と大阪にいる高校の同級生と、乃木坂46のメンバー、それと“犬友”でもある同世代のグループ。同級生には子どもが生まれたし、犬友はそのとおりわんこ連れだし、最近は誰かの家で集まることが増えました。
今年は年越しも犬友と。30日に一度集まってデパ地下であれこれ買い込んで、31日は昼から犬たちも一緒に再集合して、予約したお鮨の出前をつまみながら深夜まで。いつもみたいにあーだこーだ言いながらドラマを見て、大晦日らしいことはしてないけど、初めて友達と過ごす年末年始は楽しかった!映像関係の仕事をしている子もいるけれど職業はバラバラ。「今日わんこも一緒にいい?」って相談もいらない、気兼ねのない関係。理由もなく集まって、のんびりテレビを見るような時間は以前の私にはなかったもの。自分のペースでお仕事と、こういう休日を行き来できている今がとても好きです」
大切な仲間の特別な日にはお祝いのメッセージを
「高校の友達とはしょっちゅう会えるわけじゃないけど『雑誌見たよ~』って連絡をもらうことも。会うといまだに『あの沙友理がタレントさんなんて信じられない』って言われています(笑)」
「最近思うのは、一度仲よくなると、どれだけ時間があいても全然久しぶりな感じがしない。だからこそ、ちょっとした連絡でつながっていられるし、それが会うきっかけになる。私の性格上、連絡をやめてしまうと関係もぷっつり途切れてしまいそうだから、誕生日には『おめでとう♡』テレビで見かけたら『見たよ♡』。お互い気軽にやりとりできるひと言を、わりとまめに送るようにしています。
乃木坂46で一緒に活動したメンバーとは今でも、ごはんを食べたり厄除祈願に行ったり。頻繁じゃないけど、集まるとなったらやっぱり同期がメイン。誕生日のお祝いとか旅行とか、たいてい楽しい計画を立てて会います。仕事の悩みは現役同士だからこそ分かち合えていたと思うし、私自身も落ち込んだら一人で時間が流れるのを待つタイプなので、集まるときはポジティブ、ハッピーがいい。この春で同期全員が卒業して感慨深いけど、私が『乃木坂46って可愛い!大好き!』と思う気持ちはこれからも変わらない。私にとってメンバーは友達か、それ以上で……うーん……親戚みたいな存在。『どうしてるかな?』ってちょっと気になって『あ、出てる~』って見ちゃう。これからもずっと、ちょっと特別なんです」
「久しぶりのあの子に♡」
「喜んでもらえるかな?」
カリグラフィーに初挑戦! なかなかの腕前⁉
撮影で訪れたのはソーシャルステーショナリーとカリグラフィーの専門店。ショップスタッフさんのお手本を見様見真似で書いた初めての筆跡をご覧あれ。筋がいいと褒められました。
「こういうのがササッと書けたらカッコいい。人前で披露して『わぁ』って言われたい♡」と欲を見せる沙友理さんでした。
コート¥69300/エイチビューティ&ユース ブラウス¥13750(ビューティ&ユース)・バッグ¥23100(オッズ)/ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店 パンツ¥19910(マイケル・ロス)/シップス インフォメーションセンター イヤカフ¥12100/スティーブン アラン シンジュク(サスキアディツ)
撮影/森脇裕介 ヘア&メイク/沼田真実〈ilumini.〉 スタイリスト/山﨑静香 撮影協力/PaperTree ※BAILA2023年4月号掲載