心ときめく雑貨やスイーツに目がないライター轟木愛美が、今おすすめの手土産をご紹介する連載。
「初めまして」の挨拶や、お世話になっている方への御礼、友人との食事会などにぴったりなアイテムをご紹介していきます。
ゴッホのモチーフが目印!愛知県豊田市の人気パティスリー「パティスリー タブロー」のクッキー缶
ポスト印象派を代表する画家フィンセント・ファン・ゴッホ。
生前はたった一枚しか絵が売れなかったといわれるゴッホですが、彼が残した数々の作品は、絵画の世界だけでなく、音楽、ファッション、フィギュアスケートなどあらゆるジャンルに影響を与え、人々を魅了し続けています。
そんなゴッホの自画像をブランドのアイコンとするのが、今回ご紹介する「パティスリー タブロー」。
愛知県豊田市に店を構える、今人気急上昇中のパティスリーです。
PâtisserieTABLEAU(パティスリー タブロー)とは
「パティスリー タブロー」があるのは、豊田スタジアムからほど近い、美里という街。
オープンは2021年と、比較的新しいお店ながら、地元のみならず各地から客足の絶えない人気店。
店内には、「星月夜」と名付けられたシュークリーム、看板商品のひとつであるモンブランなど、芸術的なケーキが並ぶほか、フィナンシェ、ブラウニーといった焼き菓子も豊富。
ちなみに、店名の「タブロー」とは、フランス語の「tableau」からきているもので、絵画においてデッサンではなく完成を目指して制作された板絵やキャンバス画を意味するものだそう。
また店主はゴッホの創作への情熱と生きざまに感銘を受けたことから憧れと敬意を抱き、ゴッホをブランドのシンボルマークに。
ただ実在した人物ということで、お店のスタッフの方の間では親しみを込めてこのロゴのことを「おじさん」と呼んでいるとか。
お店のInstagramにはこのような店名やロゴに込めた思い、商品へのこだわりがたっぷり記されており、読んでいると、食べたい気持ちがふつふつとわいて頭の中を占拠してしまう事態に。
そんな折、東京の催事に出店するというタイムリーなニュースが。
この機会を逃すことなかれと朝からはせ参じ、購入したのがこちらのクッキー缶です。
パティスリー タブローのクッキー缶「アルルの跳ね橋」
アルルの跳ね橋 クッキー缶/2138円
デザインのモチーフとなっているのは、ゴッホが親しくしていた画家に宛てた手紙に描かれていたスケッチ。
水夫、その恋人が川辺を歩く様子が描かれたもので、奥に見えるのはゴッホの作品で有名なアルルの跳ね橋(ラングロワ橋)。
美しく並んだクッキーの上に、主役となるゴッホのクッキーを据えた美しいビジュアル。
さらにアーモンドの糖衣がけをトッピングし、計6種類の味わいが楽しめる大満足のアソート缶。
武骨な分厚さが愛しくてたまらない丸型のクッキー。
気になるお味は、バニラ、チョコレート、きなこ、抹茶と、定番から和のテイストまでラインナップ。
どれから食べようかなとわくわくしながら手を伸ばしたのは、やはり王道のバニラ。
噛むごとに口の中を幸せで満たしてくれるバターの豊潤な香り。ずっしりとしたどこか懐かしさを感じる優しい味わい。
まさに自分が求めていた味!と感動のあまり、思わず目を閉じてこの味に全集中してしまう。
ゴッホ型のクッキーをいただく前に、アーモンドの糖衣がけを一口。
商品説明にはオマケとして紹介されていましたが、これだけでも主役を張れるほどの美味しさ。
ゴッホ型のクッキーは、ざくざくした食感も楽しく、もっと食べたいという気持ちに。
スイーツラバーのみならず、アート好きにも喜ばれる美しいクッキー缶。
ぜひ手土産リストに加えてみてください。