始めたきっかけや目的は? 金融機関や商品をどうやって選んだ? 始めてみて今どうなった? 何が変わった? 新NISAになったらどうする? バイラ世代のリアル収支について、気になることを全部聞きました。それぞれの金融機関や商品の選び方、ペースは必見! 今回は、つみたてNISA歴8年のDさんのケースについて。
Dさん【一般NISA】×【8年】
33歳・マスコミ
資産形成のために2015年から
現在は毎月3万円をみずほ銀行に
“ボーナス感覚で使い、利益で旅行にも。資産倍増とコロナの暴落を経験”
8年間で資産残高 330万円
評価損益 +24万円
NISA制度ができたのが2014年1月。Dさんはその翌年からスタート。「入社3年目に、貯蓄に加えて投資も始めてみようと決意。つみたてNISAができたのが2018年で、私が始めた頃は一般NISAしかまだなかったんです。金融機関は、資産形成について教えてもらおうと深い理由はなく自分のメインバンクのみずほ銀行へ。担当してくださった方がよい方で、当時25歳にならない私が資産形成したいと言うのを『珍しい! 偉い!』と褒めてくださり、売りつける感じではなく経験をもとに助言をくれました。仕事が多忙で細かく管理できないので、株式より投資信託のほうが向いていると感じ、最初は日経225を月8万円ずつ購入。約2年で40万円の利益が出て旅行に使いました。その後、一般NISA枠が満額になり、みずほ証券や楽天証券で特定口座を作り多様な銘柄を購入。かなり高額の利益が出ていたのですが、コロナで暴落。早く売っていればよかったのですが、ズボラなので放置していたことが原因で。ただ、投資は長い目で見ないといけないので、あまり気にしないようにして現在に至っています」
2024年1月新NISAになったら、どうする?
従来からの変更点を確認し知った上で、自分のペースでメリットを享受したい
投資枠が増える以外あまり知識がないので、まずは変更点を知って、生かせる点は取り入れたい。今は特定口座でVTI(米国のETF)を購入しているので、新NISAの成長投資枠を利用できるといいなと思っています。
Dさんにとってお金とは?
目的ではなく日常を彩るための手段。貯蓄や投資は晩年に人生を彩るためにしていて、お金を使い切って死にたい
取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2023年11月号掲載