「できない」と言えない人へ。相手との関係を壊さず上手に伝えるには? 相手を不快にさせず良好な関係を保つ断り方のポイントをフリーアナウンサーの小倉星羅さんに伺いました!
「できません」の伝え方
フリーアナウンサー
小倉星羅さん
地方の局アナを経てフリーとして活動。プロ野球の場内アナウンスや大学講師、また代表を務める話し方スクール「トークラボ」が開校予定。
言葉だけでなく“声”と“話し方”も重要に!
ポイントは「山なりにしゃべる」「最後は笑顔」
コミュニケーションにおいて、表情やしぐさなど見た目の視覚情報が55%、声の強さやトーンなどの聴覚情報が38%、言語情報が7%の割合で相手に影響を与えると心理学のメラビアンの法則ではいわれています。ですから、「できません」も声や話し方によって印象が大きく変わります。
まず自分が否定したいときは語尾が強くなりやすいので、語尾を弱めに。また文頭の声のトーンが高いのも強い印象につながるため、全体的に文章を山なりにゆっくり話すとやわらかく伝わりやすいです。最初に依頼してくれた相手を思い、「ありがとうございます」と感謝を伝えて本題に入るのも大切。別れ際の印象も相手に強く残りますから、最後は「次は頑張りますのでよろしくお願いします」と笑顔で締めくくるとよいです。
小倉さんを先生に迎え、仕事で役立つ「話し方」講座がスタート!
現役アナウンサーに学ぶ「仕事が上手くいく」話し方講座
「BAILA college(バイラ カレッジ)」としてHAPPY PLUS ACADEMIAで開催予定。(講座は基礎編と応用編の全2回、それぞれ約50分のオンデマンド配信。価格は2回セットで¥3300。6/28〜販売中)
取材・原文/佐久間知子 ※BAILA2023年8・9月合併号掲載