1. BAILA TOP
  2. FASHION
  3. 30代からの名品

カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】

BAILA誌面の「着回しテーマ」を見ると、ワードローブの靴に、必ずと言っていいほどカラーパンプスが入っていることにお気づきだろうか? 働く女性の1ヶ月コーディネートをテーマにしたファッションページだから、靴もリアルに4〜5足をはき回す。その中に毎月のように採用されているパンプスだけど、実は黒よりも、カラーの方が圧倒的に登場回数が多い。つまり、「使える」ということは実証済み、ON-OFFをおしゃれに過ごすために、持っていたら必ず役に立つはず。

カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_1

クリスチャン ルブタンの新作「CLARE」。美しいフォルムとスウェードの鮮やかなブルーが着こなしのアクセントに。パンプス¥81,000/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン)

 地味なコーディネートを一気に格上げしてくれる鮮やかな色、流行のワントーンコーディネートに馴染むニュアンスカラー……、特に最近のスタイルには、黒以外の足元が似合う。存在感のあるカラーだったら、すらりと美しいシンプルなヒールパンプスこそ、30代にふさわしい洗練を感じさせる。パンプスは30代の働く女性にとって特別なアイテムというより毎日の必需品だから、全身がきりりと締まるシャープな足もとで、自分の気持ちを高めてくれるものを選びたい。強制されて履くのではなく、自由な気持ちで「好きな色」「使えるもの」を、気分を上げる名品から選ぶことは、きっと素敵な大人への第一歩。

【select point】
・ノーズのシャープな、大人らしくアップデートされたデザイン
・スウェードやナッパレザー、エナメルなど好みの発色に合わせて、素材を厳選して。
・馴染みやすいニュアンスカラーor洋服では選ばない色で冒険してみるのも一案。

コーディネートが楽しくなる。カラーパンプスの名品5

カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_2_1
カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_2_2
カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_2_3
カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_2_4
カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_2_5
0105
【CHRISTIAN LOUBOUTIN】 デザイナーのクリスチャン・ルブタン自身が愛してやまないという新作「CLARE」。8cmヒールにすらりとした縦長のラストが特徴的。ヌーディーなグレージュカラー、FUNGOは、ナッパレザーの柔らかな艶も魅力的。ベージュやブラウンのコーディネートに合わせて、ワントーンで着こなすと今っぽい。パンプス¥81,000/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン) 問)クリスチャン ルブタン ジャパン TEL 03-6804-2855
【SERGIO ROSSI】シルバーは実は万能カラー、モノトーンやアースカラー、どんなコーディネートにもしっくりなじむ。セルジオ ロッシのファーストネームを冠した「SERGIO」は、ブランドのアイコニックな新作として登場。エレガントなポインティッドトゥとモダンなチャンキーヒールがスタイリッシュかつ実用的。パンプス¥79,000/セルジオ ロッシ  問)セルジオ ロッシ カスタマーサービス TEL 0570-016-600
【MANOLO BLAHNIK】 深みのあるパープルのスウェードにメッシュをトリミング、赤のステッチが映える一足。マノロ ブラニクらしい、履くとスタイルアップして見えるシャープなハイヒールだから、デザインには少しの冒険を。マニッシュなパンツのはずし役やふんわりしたスタイルの引き締め役にもおすすめ。パンプス¥138,000/マノロ ブラニク  問)ブルーベル ジャパン TEL: 03-5413-1050
【Roger Vivier】 アッパーがハートカットになっていて、はき口をフェミニンに演出してくれるパンプス。スウェード素材がベリーレッドをより深く美しい発色に。4.5cmと歩きやすい高さのうえ、かかとの中心に位置する細身のヒールはサイドから見たときも愛らしいデザイン。パンプス¥86,000/ロジェ・ヴィヴィエジャパン(ロジェ ヴィヴィエ) 問)ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン  0120-957940
【JIMMY CHOO】足もとでポイント使いすると、たまらなく上品に見えるブルーグリーン。ベーシックなポインテッドトゥのスウェードは、タイムレスに使える。8.5cmのハイヒールのバックにはさりげなく「JC」のメタルロゴがあしらわれて、バックスタイルまでフェミニンな魅力を発揮。パンプス ¥76,000/ジミー チュウ 問)ジミー チュウ TEL0120-013-700

知っているとさらに愛着がわく、人気ブランドのヒストリー【クリスチャン ルブタン】

1964年、パリに生まれ育ったクリスチャン・ルブタンは、11歳のとき、Museum of African Artで人生を変える出会いをした。それは、赤い画材で描かれたヒールシューズを履いた女性の画。時はフラットシューズと無骨な木製ヒールが溢れる1970年代、クリスチャン少年は一目でシャープなヒールに魅了されたという。その後、ファッション業界に身を置いた彼は、1992年、自身のブランド「クリスチャン ルブタン」を立ち上げ、パリに1号店をオープンする。ランバン、クロエなどのメゾンでコレクションのシューズデザインを手がけ、イヴ・サンローランの生前最後のコレクションではオートクチュールのシューズコレクションを発表した。

カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_3

デザイナー、クリスチャン・ルブタン。ブランドを象徴するレッドソールのパンプスを手に

世界中の女性の心をつかむクリスチャン ルブタンの「レッドソール」。セクシーで研ぎ澄まされたフォルムのパンプスのソールに施された鮮烈な赤は、彼の幼少期に受けたインスピレーションを象徴している。フェミニンなスタイルとラグジュアリーなムードは、ニコール・キッドマン、ケイト・ブランシェット、アンジェリーナ・ジョリーなど数々の女優たち、VIPたちからも愛されている。また、映画監督ディヴィッド・リンチの回顧展”Fetish"では、かのフェティシズムの名匠とコラボレーションを行い、シューズをデザイン。ルブタンのシューズは、どこか危うげで魅惑的な美しさをたたえた、ひとつのアート作品のようでもある。
カラーパンプス、「黒じゃない」という選択。【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.35】_4

クリスチャン ルブタンのレッドソールのパンプスは、蠱惑的な美しさを持つタイムレスピース。

写真・冨田惠 文・久保田梓美 

Feature特集

Feature特集

Rankingランキング

  • ALL
  • FASHION
  • BEAUTY
  • LIFESTYLE
  • EDITOR'S PICK

当サイトでは当社の提携先等がお客様のニーズ等について調査・分析したり、お客様にお勧めの広告を表示する目的で Cookieを利用する場合があります。詳しくはこちら