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【30代エイジングの手なづけ方】たるみに注意!「ブルドッグ型」の人がやるべきお手入れ&NGなお手入れとは?

2度目のお肌の曲がり角に直面している30代の私たちは今、エイジングケアの岐路に立っている! “潜在エイジングワンコ”のタイプが「ブルドッグ型」の人がやるべきお手入れと、やってはいけないお手入れを公開。これから起こりうる「たるみ」を回避して。

“潜在エイジングワンコ”とは? あなたのタイプをチェック!
お話を伺ったのは
水井真理子さん

トータルビューティアドバイザー

水井真理子さん


セラピストとして実際に肌に触れているのが強み。肌悩みと的確なケアのマッチングに定評あり。

小田ユイコさん

美容ジャーナリスト

小田ユイコさん


最先端知見&最新コスメへの見識が深く、エイジングケアへのアンテナの広げ方は業界随一。

一見(いちみ)綾香さん

資生堂 研究員

一見(いちみ)綾香さん


社内でも“たるみの一見”と評されるほど、エイジングケア知見に詳しいバイラ世代の研究員。

肌の筋肉と真皮の老化を遅らせ、たるみをスピードダウン

「たるみで注目すべきは筋肉と真皮。表情筋と立毛筋の衰えや、真皮基盤構造のぐらつき、真皮に存在する線維芽細胞の老化によるコラーゲンなどの生成力の低下。これら色々な要素が相まって、たるみ症状として表層化。30代からは筋肉&真皮ケアが大切になってきます」(一見さん)、「急激なダイエットなどで顔がやせると、肌のたるみが現れやすくなります。“やせ方”にも気をつけたほうがいい世代だという認識を」(小田さん)

【Do!】顔の丸みに沿って触れる3D塗りを習慣化

「顔は平面ではなく、3Dの立体構造。スキンケアをのばし広げるときは、あご→耳下、鼻横→耳前、目の横→こめかみへとゴール決めて、丸みを感じながら塗布する習慣を。肌に“あなたの位置はココ”と記憶させるイメージで広げると、長期的なたるみ予防につながります」(水井さん)

引っぱるんじゃなく 丸みを持って引き上げる

引っぱるんじゃなく丸みを持って引き上げる

【Do!】インナーケアはタンパク質、カルシウムを

肌の素材となるタンパク質はとても大切な栄養素。脂肪の少ない動物性タンパク質、豆腐などの植物性タンパク質もバランスよくとりましょう。そしてバイラ世代のうちから積極的にとりたい栄養素はカルシウム。骨の形成に関わるので、将来、骨やせからたるむことの予防につながります」(水井さん)

【Do!】5点置きも上向きを意識。たるみ予防は小さな習慣から

「スキンケアや日焼け止め、ベースメイクを肌に5点置きするとき、無意識にささっと横滑りさせたり、下向きにのせていませんか? 実はその小さな習慣も、一日1〜2回、365日繰り返されていると思うと、大きなたるみ原因の蓄積に。5点置きするときから、引き上げをイメージしましょう」(水井さん)

《1》クリーム類をのばすときは、上向きにおくように5点置き。横スライドや下向きにのせない

《1》クリーム類をのばすときは、上向きにおくように5点置き。横スライドや下向きにのせない

《2》5点置きのときも、のばし広げるときもゆるいカーブで。今後は下げる動作はNGと心得よ

《2》5点置きのときも、のばし広げるときもゆるいカーブで。今後は下げる動作はNGと心得よ

【Do!】うなじ・首・鎖骨&咬筋ほぐしで、カチコチたるみを予防

「首や鎖骨まわり、咬筋がカチコチ状態だと、筋肉が硬くなっていて、骨格がキレイに現れず、たるんで見えやすくなります。胸鎖乳突筋を中心に咬筋までほぐすことで、フェイスラインのスタートをはっきりさせましょう。それだけで小顔に見えたり、顔立ちにメリハリ感が生まれます」(水井さん)

《1》首まわりに影響を与える、襟足付近、ぼんのくぼのへこみ部分の筋肉をぐりぐりとほぐして

《1》首まわりに影響を与える、襟足付近、ぼんのくぼのへこみ部分の筋肉をぐりぐりとほぐして

《2》口角の横、顔の筋肉がへこんでいるところ(咬筋のあたり)を第二関節の面の部分でプッシュ

《2》口角の横、顔の筋肉がへこんでいるところ(咬筋のあたり)を第二関節の面の部分でプッシュ

《3》鎖骨まわりも優しくプッシュ。力を抜いて、リラックスした状態でほぐすのがコツ

《3》鎖骨まわりも優しくプッシュ。力を抜いて、リラックスした状態でほぐすのがコツ

《4》耳下腺の始まり、耳後ろのへこみを痛くない程度の強さでほぐしフェイスラインをすっきり

《4》耳下腺の始まり、耳後ろのへこみを痛くない程度の強さでほぐしフェイスラインをすっきり

【Do!】側頭筋ほぐしで引き上げ可動域を広げる

「スマホなどガジェットの使いすぎ、ストレスなどで現代人は側頭筋がカチコチに。ここが硬くなっていると、顔が引き上がろうとしても、その上部でせき止めてしまいます。グリグリとほぐしたり、もんだり、ちょっとしたスキマ時間で側頭筋をほぐしてあげて。撮影現場のヘア&メイクさんも、最初にここをほぐしてからメイクを始めるんですよ」(小田さん)

こめかみの上や側頭部を 優しくぐるぐる〜

こめかみの上や側頭部を優しくぐるぐる〜

【Don't!】摩擦レスはほどほどに。適度な刺激も大切!

「刺激がなさすぎても、肌の筋肉はどんどん衰えてきます。バイラ世代の、今にも下向きになろうとしている肌には、毎日引き上げ塗りをして、肌へ信号を送り続けることが大切。摩擦レスが浸透し、皆さん肌へのタッチは優しいので、その優しい圧のまま、引き上げることを意識しましょう」(水井さん)

【30代エイジングの手なづけ方】たるみに注意!「ブルドッグ型」の人がやるべきお手入れ&NGなお手入れとは?_9

急がず、ゆっくり肌年齢を重ねようね

全“潜在ワンコ”共通【Do!なネタ】

糖質コントロール、“まごわやさしい”食事
「糖質の過剰摂取は血管を弱めてしまったり、血糖値の乱高下で気持ちまで乱されたり、糖化を早めたり、いいことナシ。今後エイジングの遠因として関わってくるので、糖質コントロールはとても大切」(小田さん)、「食事バランスは“ま(豆)・ご(ゴマ)・わ(わかめ&海藻)・や(野菜)・さ(魚)・し(椎茸&キノコ類)・い(いも類)”を意識して」(水井さん)

撮影/さとうしんすけ ヘア&メイク/榛沢麻衣 モデル/谷本千晃(スーパーバイラーズ) イラスト/ボブa.k.aえんちゃん 取材・原文/松井美千代 構成/渡辺敦子 ※BAILA2023年12月号掲載

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