良好な人間関係は、日々のひと言の積み重ねから! ビジネスシーンでの「NGなひと言」を「好かれるセリフ」に変える言いかえ術をご紹介。第10回は、目上の人への「感心しました」。
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■目上の人への「感心しました」がNGなのはなぜ?
「感心」には2つの使い方があります。ひとつは、「りっぱな行為やすぐれた技量に心を動かされる。心に深く感じ入る」と感動を表す意味。もうひとつは、「そのやり方には感心しない。あの人は自己中心的で感心できない」と人を批判するときに使う意味。
いずれにしても、人がやったことについて良いか悪いかを「評価」している言葉ですから、目上の人には失礼にあたります。
でも、部下や後輩に使うのは問題ありません。
■「感心する」のほかの表現方法は?
目上の人への「感心しました」はNG。
では言いかえるなら何て言う?
↓↓↓
「感銘を受けました」
が正しい!
■ほかの表現方法は?
目上の人に対する言い方には「感銘を受けました」のほかに、「感動しました」という表現もあります。
さらに、相手が社長や取引先の役員など尊重すべき立場の人の場合は、「敬服いたしました」「感服いたしました」と、より丁寧に言うほうが適切です。
■引用したのはこちら
公認心理師、産業カウンセラー。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ®資格認定機関)代表理事。2級キャリアコンサルティング技能士。法政大学卒。
企業内カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント、ハラスメントの分野を得意とする。官公庁をはじめ、大手企業、大学等で5万人以上に講演・研修を行う。テレビ、ラジオ、新聞などのメディア出演、監修多数。
取材・文/佐久間知子