良好な人間関係は、日々のひと言の積み重ねから!ビジネスシーンでの「よけいなひと言」を「好かれるセリフ」に変える言いかえ術をご紹介。第6回は、謝罪時の「うっかりしていました」。
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■謝罪時の「うっかりしていました」がNGなのはなぜ?
相手に迷惑をかけてしまったことを、どれだけ誠実な態度で誠意をもってお詫びできるかで明暗が分かれるのが謝罪です。
ところが「うっかりしていました」は、相手のことを軽んじて後回しにしていたことをがわかる失礼なな言葉。
うっかりすることに対して悪びれない人に仕事はまかせられないと思われても仕方ありません。
■言いかえるならこれ!
謝罪時に「うっかりしていました」はNG。
では言いかえるなら何て言う?
↓↓↓
「私の認識不足でした」
「私の不徳のいたすところです」
が正しい!
誠意をもって丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
■同じように間違いやすい表現は?
「知りませんでした」「聞いていませんでした」も同類です。
このような責任転嫁の言葉からは反省の色が一切感じられないので、言われたほうはさらに心を閉ざしてしまいます。
お詫びは大袈裟なくらいがちょうどよく、その後も気を抜くことなく謙虚な姿勢を崩さないことが大事です。
■引用したのはこちら
公認心理師、産業カウンセラー。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ®資格認定機関)代表理事。2級キャリアコンサルティング技能士。法政大学卒。
企業内カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメント、ハラスメントの分野を得意とする。官公庁をはじめ、大手企業、大学等で5万人以上に講演・研修を行う。テレビ、ラジオ、新聞などのメディア出演、監修多数。
取材・文/佐久間知子