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本日のお悩み:“それなり”な後輩との接し方が分からない!
今回の相談者は公務員のA子さん。
言われたことは“それなり”にこなすけれど、もう少し手を掛けたら?と思うことも多い後輩たちの扱い方について。
気になりだしたらキリがないけど、どうしたらオフィスでストレスなく過ごせるの?
キャリアも重なってきたバイラ世代の“あるある”なんじゃないかしら?
さっそく詳しく聞いてみましょうね。
相談者A子さん(37歳・公務員)
私のモヤモヤを聞いてください。
言われたことは“それなり”にこなす20代の同僚。
思い切って「ここは手を掛けた方がいいよ」と助言をしてみたものの、その後反映している様子もナシ。むしろ、私がその後修正することを当然のように期待している?と感じます。
「そこまでやるんだ、自分はやらないけど…」という心の声も聞こえてきそうなスタンスには慣れてきたつもりだけど、やっぱりお給料をもらっている以上、周囲の助言は受け入れて自分から行動してほしいと思ってしまいます。
でもいざとなると“○○ハラ”やコンプライアンスに縛られ、指導することにも遠慮してしまいます。
お互いwin-winの解決方法があれば教えてほしいです。

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ナミコのアンサー&アドバイス
デキる女ほど、疲れちゃうのも“あるある”だと割り切って!
この気持ち、めちゃくちゃ分かるー!っていう方も多いんじゃない?
私も思わずうなずきながら読んじゃいました。
きっとA子さんは長く丁寧にお仕事を続けてきて、周囲にも信頼されてる方なんでしょう。だから余計に“それなり”な周囲の一挙手一投足が気になってしまうのでは?
自分の仕事以外にも周囲のサポート、どっちもカンペキに、ってついつい頑張って疲れてしまうA子さんのような女性、どのオフィスでも、どの部署でも見かけます。
うれしくもないのに「上司より社内で名前が知られちゃってる」っていう方もいるかもしれませんね。
モヤモヤも、熱意も“それなり”を真似っこしちゃう?
実は私にも、新人や後輩の仕事や手順が気になってしょうがない頃がありました。
引継ぎ中や研修中はそれでOK、だと思っていても、ちょっと時間が経つと
「間違ってはいないけど、私の時はこうしてたのにな……」とか
「間違ってはいないけど、こうしておいた方がスマートなんだけどな……」とか、気になってモヤモヤ!
みなさんにも覚えがありませんか?
私は、それって仕事に対する愛着なんじゃないかな、って思うんです。
同じ業務を長く担当をしていると、自覚はなくても業務に愛着がわいてきちゃうんですよね。クリップを留める位置や、書類の折り方に至るまで、自分のベストポジションが完成しちゃうことも。
そんな自分が新人さんに引継ぎすると、やっぱり「なーんか違う??」ってなりがち。新人時代にもらったマニュアル通りに、きちんと引継ぎ、指導しているつもりでも、経験と愛着が邪魔をして評価できなくなっちゃうんです。
「こうした方がいい」っていう歯がゆい気持ちが出てくるのは、まじめに業務をこなしてきたA子さんだからこそ。
あえて今は、A子さんもそのお仕事を始めた頃を思い出して、たまには“それなり”にしてみたらどうかしら。意外と楽になるかも?

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また相談にきてね!
A子さんの気持ちが、少しは楽になっていたらうれしいな。
モヤっとしたら、いつでもここで吐き出して!
今日も無理せず、自分ファーストで、ね。