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本日のお悩み:わかっていたけど新卒世代とのギャップにモヤる!
今回の相談者は会社役員のC子さん。
わかっていてもやっぱり感じる職場での世代間ギャップについて。
この時期翻弄される人が多発していそうなモヤモヤ、さっそく詳しく聞いてみましょうね。
相談者C子さん(36歳・会社役員)
いよいよ当社にも新卒社員が配属されてきました。
立場によって考え方や価値観が異なるのは当然かなとは思いますが、すでによくも悪くもギャップを感じています。
彼らはいわゆる“Z世代”。
学生時代にコロナ禍があったためか、対面でのコミュニケーションは得意ではないようで、目の前にいるのにチャットで“会話”してきます。
そのわりに自分のタイミングで返信してくるので、内容を忘れてしまうことも。
会話に限らず、プライベートで通話をすることもないのか、電話も「取ってね」と言うまで取ろうとしません。
電話応対は暗黙の了解で新人の仕事だった私からすると、予想していたこととは言え、やっぱり価値観のズレにモヤモヤします。
本音を言えば文字だけでは何を考えているかわかりづらく、コミュニケーションや新人教育にもに苦労しています。
“新入社員が配属される前から退職代行で退職した”というニュースを見ると、次はうちの番?とふと頭をよぎることも。
早くも先が思いやられる私に、前向きになれるアドバイスをお願いします。

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ナミコのアンサー&アドバイス
新卒社員は春の風物詩!
皆さんの職場には新卒社員、配属になった?
指導者や研修担当に指名されて、まさに今バタバタしてる!という人もいるかもしれませんね。
新卒社員より先に私が五月病になりそう!という声も聞こえてきそう。
皆さんはどうかしら?
新卒世代という“職場の最新機種”には優しく、丁寧に対応して!
C子さんも言っているとおり、景気がよくても悪くても、新入社員と先輩方のギャップトークは、オフィスでずっと繰り返されてきたもの。
なんと古典で有名な『枕草子』にも「宮にはじめてまゐりたるころ」という新入社員のドキドキを綴った章があるぐらい。職場での世代間ギャップは、平安時代から脈々と続く春の風物詩なんですね。
あの清少納言も、宮仕えを始めた頃は緊張であたふたしていたと思うと、ちょっと可愛いと思えてきませんか?
もちろん私も「ついに平成生まれが入ってきた!」「ついに21世紀生まれが入ってきた!」と自分と違う属性の後輩ができる度にギャップを乗り越えてきました。
“○○世代”に注目が集まるのも春ならでは。
そう考えると、新卒世代はいわば“職場の最新機種”。
C子さんは役員ということだから、採用段階から「今年はどんなナナメウエな新人が来るのかな?」って分析、観察しながら世代間ギャップを楽しんでみて。
応援してるね!

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また相談にきてね!
C子さんが、新卒社員とのコミュニケーションを楽しんでくれたら嬉しいな。
モヤっとしたら、いつでもここで吐き出して!
今日も無理せず、自分ファーストで、ね。