【新宿西口】全国の有名店が週替わり？『#新宿地下ラーメン』。遠征しなくてもその味が楽しめる！

私が新年1杯目に選んだのは純麦さんの『和牛SUKIYAKIらぁ麺』(2680円)
お鍋に入れて提供される牛脂の甘味でいっぱいのラーメンはまさしく芸術。和牛とだけあり少しお値段が張りましたが、後悔のない一杯でした。

純麦はこの当時まだ店舗がなく、イベントや限定出店を中心に活動をなさっていました。
大森の名店『麦苗』で女将を務め、独立をされた確かな実力を持つご店主を筆頭に運営をされる純麦。限定出店、イベントなど何度かお邪魔したことがあるのですが、ご店主のお人柄だけでなくチームワークが素晴らしい。現在は完全予約制とのことですが、一般開店を心待ちにしているお店です。

そのラーメンは繊細なことが特徴。こちらも例に違わずすき焼きの旨味とラーメンの旨味をしっかりと掛け合わせた至高の一杯でした。
ねじり梅のにんじんや、有機栽培の野菜など女性にとってテンションの上がるポイントも盛りだくさん。

麺は加水率多めの太麺。せときららを使用し手揉みをされた風合い抜群の麺は甘じょっぱいタレとも相性抜群。
すき焼きとラーメンってあまり想像がつきにくいと思うのですが、落とし込みがとても上手で『ラーメンの可能性って無限大だな』と新年早々衝撃を受けた一杯でした。

大阪、なかもずにある人気店『麺や鳥の鶏次』の注目ラーメンは『トロける鶏そばフロマージュ』(1,000円)。
まるでパスタのようなお洒落な見た目と、洋風の味わいは女性に刺さりそうな一杯。

正直、こんなに美味しい昆布水つけ麺があるのかと驚いたのが『麺鐘馗』さんの『北海道三大昆布水 イベリコ豚つけ麺』(1,480円)
昆布水つけ麺はさっぱりしていて食べやすいため好きな筆者ですが、今まで食べたものの中でもトップクラス。

何と言っても昆布水そのものに昆布の優しい甘味を感じる。昆布水は羅臼、利尻、真昆布の三種類の昆布から取られた贅沢な仕様。
つけ汁が無くても食べられるほどの美味しさでした。
半熟の卵とイベリコ豚の甘味も合いまって、全体的にとてもやさしい味わい。

全粒粉入りのもちもちの麺は、甘味のある昆布水によく絡んで食べ応えが抜群。
塩味のつけ汁も程よい塩気で完成度の高さに驚くばかりでした。
都内在住だと北海道は日常的に土地ではないので、こういった出店を嬉しく感じます。
今度旅行の際に再チャレンジをしてみようかと思う筆者でした。

出店情報解禁時には界隈がざわめいた栃木の名店『YOKOKURA STOREHOUSE(ヨコクラストアハウス)』。
間違いなく並ぶだろうとは覚悟していましたが、筆者自己最長記録である3時間待ちを経験することになります。
それほどまでに知名度があり、注目度の高いお店です。

ラーメンと言えば北海道や博多が有名ですが、個人的には栃木県がとてもアツいです。佐野ラーメンや白河ラーメン(奥の方になりますが…)、そして昆布水つけ麺の名店である『YOKOKURA STOREHOUSE』があるだなんてラーメン好きにとっては夢のような土地だと考えています。
この日頂いたのは『特製昆布水のつけめん(醤油)』(1,700円)。
細く流れるような麺線美しいビジュアルは圧巻。

細いながらもパツンとした歯ごたえのある麺は小麦の風味をしっかりと味わうことが出来ます。
卓上にある藻塩と昆布水だけで頂いても麺本来の味わいがしっかりとしているのでいくらでも食べられます。
豚バラのスライスが入ったスープも絶品。醤油のキレと昆布水の甘味が合わさって食べるたびに深みを感じました。

3時間並んででも食べて本当に良かった、そして栃木に行こうと決意をした一杯でした。

以前大つけ麺博で頂いて、すっかりファンになってしまい、今回は「塩と醤油どっちも食べるぞ」という確固たる意志を持って臨んだ佐野ラーメンの名店。栃木の『麺や 大山』。
『三元豚の手包みワンタン・小田急盛り』(1,600円)は丁寧につつまれたのど越しのよいワンタン付き。
佐野ラーメンと言えば醤油味のイメージが強いですが、大山さんは塩もとても美味しい。

先ほどの写真の醤油はもちろんのこと、こちらの透き通った塩スープも別格。豚のベースが塩の旨味をしっかりと引き出しています。
ホロホロの豚バラチャーシューも佐野ラーメンらしさを感じて幸せ。

佐野ラーメンらしい青竹打ちの凹凸のある麺は、加水率も高めでちゅるんとした舌触り。
青竹打ちならではの風合い抜群の麺はもっちりとした歯ごたえで食べ応えも抜群。
クラシカルな佐野ラーメンなのだけど、そこに現代のラーメンっぽさを加えてブラッシュアップされた一杯は至高。
栃木遠征の際は外せないと感じる筆者でした。

福島と言えば、白川系の手打ち麺が有名かなと思っていたのですが、それだけではなく奥が深いと知ったのが『らぁ麺 おかむら』さんのラーメン。
しっかりとした鶏のベースが効いた醤油のスープにパツンとした麺がとても合う『中華そば』。

細いストレート麺はパツンとした歯ごたえの麺。
こちらがまた、しっかりとした味のスープとの相性が良く全体的にまとまっており好きな一杯でした。
鶏の味がしっかりとしているため、醤油の旨味が引き立っていると感じました。豚肩ロースと鶏胸肉のチャーシューも柔らかく、ラーメンとの相性が抜群。
東北は滅多に訪れることがないのですが、ラーメン遠征の旅も楽しそうだなと思いを馳せる筆者でした。

今回は『#新宿地下ラーメン』についての解説でした。
新宿と言う便利なハブ駅にこういったスペースが出来たことが本当に良かったと感じます。
3/29~は『つけそば伊蔵八』がオープン中。かなり多くの方が目にしたことがある『つけめんTETSU』の創業者である小宮氏が始めた「今のつけ麺」は鰹の風味と梅の爽やかさがとても和を感じさせる繊細な一杯。必食です。
4/4までの限定出店なのでぜひご賞味ください。

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