5人の食いしん坊をトリコにした“推しの店”を徹底調査☆ 今回は、友人たちとの食事会や自分へのご褒美に行きたい美味しいお店をご紹介します。
レストラン 香味屋の「エビフライ タルタルソース添え」
「3本のエビフライにはポテトのグラタン、グラッセ、自家製タルタルソースが」鈴木美智恵さん
大正14年、花街として栄えた根岸に創業。「手入れが行き届いた情緒ある空間、丁寧で温かい接客、細部まですべて手作りにこだわった料理……どれも最高。誕生日や仕事を頑張ったご褒美に伺うことが多いです。ぷりぷりでうまみがギュッと詰まったエビフライほか、エビマカロニグラタンやメンチカツも好きです」。¥3100
DATA
東京都台東区根岸3の18の18
☎03(3873)2116
営業時間:11時30分~21時(20時LO)
定休日:水・木曜
ESPRIT C. KEI GINZA(エスプリ・セー・ケイ・ギンザ)の「アメーラトマトのサラダ アーモンドミルクとバジル」
「ときめきがあちこちに。五感を震わせ、そして磨くレストラン」広沢幸乃さん
フランスでアジア人初のミシュラン三ツ星を獲得した小林圭シェフと「とらや」によるレストラン。「五味やあらゆる食感を複雑にレイヤーするメニューはもちろん、盛りつけに至るまで美食の革新を追求。名物のひとつのこちらは、マリネしたトマトにアーモンドミルクのエスプーマ、バジルオイル、さらにバジルのグラニテをオン」。¥1900
DATA
東京都中央区銀座7の8の17 虎屋銀座ビル11F
☎03(6274)6611(13時~21時)
営業時間:17時30分~23時(20時30分LO)
定休日:日・月曜
※サービス料12%
Modern Thai CIEL 北参道の「アスパラの揚げ春巻き」
「遊び心たっぷりの、洗練されたタイ料理に舌鼓。居心地のよさも魅力です」河野なみこさん
「大阪で人気のタイレストランが北参道に上陸」。腕利きのタイ人シェフが、日本でおなじみの屋台料理ではない、繊細かつ華やかなタイ料理を、日本の旬の食材とペアリングさせて提供する。「中でもエビのすり身を合わせたり、グリーンカレーペーストのソースをかけていただく揚げ春巻きは、様相も味もおしゃれ」。2本¥2640
DATA
東京都渋谷区千駄ケ谷4の22の4
☎03(6434)9219
営業時間:11時~14時(日・月曜のみ)、17時~21時30分(木~土曜23時30分)
定休日:水曜
草原の料理 スヨリトの「超粗挽きラム肉のシュウマイ」
「ラム肉のおつまみやスープ、串焼きに塊肉。ラム肉を余すところなく味わえる」ツレヅレハナコさん
「子どもの頃から羊一頭をさばいていたモンゴル出身のシェフが『とにかくラム肉料理を紹介したい』と始めたお店。見たことのないメニューを楽しめるのはもちろん、下処理を丁寧に施したやわらかく臭みがなくてほどける羊肉に衝撃を受けます。シュウマイは薄い皮にゴロゴロ&ジューシーなラム肉が包んであり、コントラストも◎」。3個¥1078
DATA
東京都新宿区矢来町82
☎03(5579)8812
営業時間:11時~15時、17時~23時(土曜12時~23時、日曜・祝日12時~22時)
無休
HÅNの「本日の前菜盛合せ」
「旅に出かけたような非日常を体験できます。レアなワインも魅力のひとつ」谷口絵美さん
「料理研究家の口尾麻美さんの多国籍料理をいただけるレストラン。定期的に旅に出かけるからこそ、現地の食文化をベースにした料理が追加されるので、足を運ぶたびに新しい発見も。シグネチャーの前菜の盛り合わせは必ず」。写真はモロッコのブリワットやビーツとケフィアの冷製スープ、サバのマリネ、黒パンときのこのキャビアなど。¥1700
DATA
東京都目黒区中央町1の19の14 2F
☎03(6826)9314
営業時間:18時~22時LO
定休日:火・木曜
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文筆家・料理研究家
ツレヅレハナコさん
強靭な胃袋を持つ健啖家で、オリジナル調理器具のプロデュースも行う。近著は『ツレヅレハナコのからだ整え丼』(Gakken)。
73 Showroom PR
河野なみこさん
セレクトショップのPRを経て、ショールームを主宰する。ほおばる姿が美味しそう&食べる量が人一倍ゆえ、会食で重宝される存在。
美容ライター
谷口絵美さん
あらゆる雑誌で美容に関する記事を手がける敏腕。食いしん坊としても有名で、カテゴリ分けしてGoogleマップでピン留めするほど。
スタイリスト
鈴木美智恵さん
モード誌を中心に、ファッションから美容まで幅広くスタイリング。ゆるグルテンフリー生活中で、その中でも美味しいものを追求中。
ライター
広沢幸乃さん
心が美しい飲食店に弱く、そんなお店を紹介し続けたい。佐久間宣行さんの精神版ビジネス書『ごきげんになる技術』(集英社)も担当。
撮影/山下みどり 取材・原文/広沢幸乃 構成/渡辺敦子 ※BAILA2024年12月号掲載