プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にニューヨークで暮らし始めた久慈暁子さんが綴る新生活日記。
古い街並みが残る場所、グリニッチビレッジを訪れた久慈さん。ニューヨーク最古のコーヒー・紅茶専門店から、人気ドラマの舞台となった場所まで、たっぷり楽しめたようです♡
レンガ造りのタウンハウスが続く街、グリニッチビレッジへ
今回はニューヨークのグリニッチビレッジを散歩したお話。
グリニッチビレッジは、マンハッタンの南部に位置し、ハドソン川に面したマンハッタンではめずらしく高層ビルが少ない地域です。レンガ造りのタウンハウスが多く、イギリスのような雰囲気が感じられる街並みが広がっています。
このタウンハウス、玄関側からは階段しか見えませんが、建物の裏側にはバックヤードと呼ばれる庭があります。ニューヨークだと植物があまり多くないので、お庭があるなんて羨ましいですよね。
そしてニューヨークは駐車スペースがなかなかないため、このように路上に縦列駐車をしている車をたくさん見かけます。車と車の間はわずか10センチ程度! どうやって発進するんだろう??
老舗コーヒー・紅茶専門店「McNulty’s Tea & Coffee」
この近くに1895年に創業し、128年もの間営業し続けているニューヨーク最古のコーヒー・紅茶専門店のひとつ「McNulty’s Tea & Coffee」があります。
店内に入るとレトロな内装でしっとり落ち着いた雰囲気。香ばしい茶葉の香りが漂ってきます。大きなガラス瓶に紅茶の茶葉が入っていて、その数なんと100種類以上。同じBlack Teaでもアフリカ産、インドネシア産、中国産など色んな原産国の茶葉がそろっていました。紅茶だけでなく、日本茶なども置いてありました。
驚いたのはチョコレートの香りの茶葉。様々な種類の茶葉が置かれているので、じっくり見て回りたくなります。
コーヒー豆を注文するとその場で挽いてくれます。店員さんに質問すると気さくに答えてくれますが、店員さんからは積極的に話しかけてはこないので、自分のペースでお買い物ができます。
「McNulty’s Tea & Coffee」がオープンしたのは1895年。日本は明治28年、日清戦争が終結した年です。
スターバックス コーヒーや可愛いカフェなどたくさんのお店が次々出店するニューヨーク。そんなニューヨークで128年もの長きに亘って営業し続けるこのお店が、地元の方々に愛されている理由が伝わってきたような気がします。ぜひ、立ち寄ってみて下さい。
あの人気ドラマの舞台となった場所を発見!
街を歩いていると、通りの角で写真撮影をしている黒山の人だかりを発見!
何だろうと思って近づいてみると、聞いたことのある音楽が聞こえてきました。なんとここ、1994年〜2004年の10年間放送されたアメリカの大人気ドラマ『friends』に登場するアパートのロケ地だったのです。
ドラマで使用されていた外観はこのアパートですが、部屋の中はスタジオで撮影していたとのことです。建物の1階部分はレストランになっていました。2階以上は人が住んでいるのでしょうか。
ドラマ『SEX and the CITY』の主人公キャリーの家のロケ地だったアパートにも以前行ったことがありますが、放送から何年もたっているにもかかわらず、アパート前は写真や動画を撮る人であふれかえっていました。
キャリーの家のロケ地だったタウンハウスの階段には“private property=私有地”という札つきのチェーンがかかっていました。
自分の家だったら写真を撮りに来られるのは気になりますが、そのドラマファンだったら主人公の家に住めるということは夢のようで、嬉しいかもしれません。
ニューヨークには、ドラマや映画のロケ地がいたるところにあるので、ロケ地を巡る旅も楽しいと思います。
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。
ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚し、アメリカで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。
写真提供/久慈暁子
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