「パソコン苦手な上司のフォローで毎日ヘトヘト」「夫の清潔感って、どうやってキープさせるの!?」そんなモヤモヤを抱えるあなたへ。隣の部署にこんな先輩がいたら…そう思わずにいられない、アンガールズ田中さんの神アドバイスをまとめました!
CONTENTS
- お悩み01.ゲームをやめない彼氏にイライラします(29歳・事務)
- お悩み02.人生100年時代の不安が急に来た(34歳・小売業)
- お悩み03.パソコン操作が苦手な上司に時間を奪われています(34歳・事務)
- お悩み04.大人になった今でも、両親が過保護なんです(32歳・事務)
- お悩み05.健康って大事。病気になるのが怖い(40歳・公務員)
- お悩み06.年々清潔感がなくなっていく夫をなんとかしたいんです(36歳・IT)
- お悩み07.親友の夫のことがどうしても好きになれない(32歳・会社員)
- お悩み08.昭和の上司と令和の後輩。世代間ギャップに苦しんでいます(30歳・メーカー)
- お悩み09.ひとり行動できるようになりたいのに、なかなかできない(31歳・IT)
- お悩み10.明らかにモチベーションが落ちている後輩に声をかけたい(31歳・IT)
- 田中先輩へのお悩み相談はこちらから!

お悩み01.ゲームをやめない彼氏にイライラします(29歳・事務)

田中先輩の答え…ゲームを甘く考えがちな男性には厳しい“喝”を!!

僕自身、奥さんに怒られてめちゃくちゃ反省しました
なんだろうね、男の人って「一緒にいればいい」と思いがちというか。同じ空間にいればそれだけで、パートナーは満足すると思い込んでいるふしがあるんだよね。かくいう僕もその一人でした。僕自身も相談者さんの彼と同じゲーム大好き人間だったので。結婚前、奥さんと一緒にいる時間、さらには結婚式の内容を話し合っているときに、無意識にゲームを始めてしまったことがあって。このときは、当たり前だけど、まあ〜ブチギレられましたよね。もうね、三日くらい口をきいてくれなかったから。そこで、僕はめちゃくちゃ反省して。結婚式のプランも死ぬ気で考えて、「この曲を流すのがいいんじゃないか」「こんな演出をしたら楽しいんじゃないか」ってアイディアを30〜40個出して。ゲームに関しても、奥さんと一緒にいるときはもう絶対にやらないって心に誓いましたからね。
お悩み02.人生100年時代の不安が急に来た(34歳・小売業)

田中先輩の答え…未来が怖いのはきっと“恐怖”の正体が見えないから

田中卓志、49歳。資格取得の勉強始めました
不安定な世界情勢に円安に物価高、さらには、令和の米騒動まで勃発。いろんなことが目まぐるしく変化していき、想像もしないような事件が次々と起こる昨今、未来が心配になる気持ちは僕も理解できます。またね、ニュースを見ているだけでも不安になるっていうのに、最近は「2025年の日本は大災難に見舞われる」なんて不穏な予言まで出現しちゃってね。本当にやめてほしいよね。ちなみに予言に関してはまったく信じておりません。というのも、過去に一度、ノストラダムスの予言に騙されているんでね。1999年に世界は破滅するというその予言を信じ、芸人として売れないつらい時期にいた僕は、「破滅するくらいでちょうどいい」と思っていたのに。破滅するどころか何も起きなくて。「ちょっと待って‼ まだまだ世界は続くんかい⁉」って、そこから気持ちを切り替えて必死に頑張りましたからね。
芸能界は炎上したら最後、一気に仕事を失うリスキーな世界でもありますから。僕もね、不安を感じたときはよく、この“書く”をするんです。で、最近始めたのが二級建築士の資格を取るための勉強。広島大学では建築を学んでいたので。そこで得た知識を未来につなげられたらいいなって、そんな気持ちで始めたんだけど。これがまた、絶望するくらいに難しくてねぇ。でも、それがまた楽しかったりもするんですよ。この学びはいつかカフェの改装に役立つかもしれないし、タレントとしても新しい仕事を運んできてくれるかもしれない、そう考えるとワクワクもするしね。同じ場所にいたら何も変わらないけど、動き出すと必ず新しい景色が見えてくる。未来に不安を抱くのではなく、未来を楽しめるようになったら、人生はきっと面白い!
お悩み03.パソコン操作が苦手な上司に時間を奪われています(34歳・事務)

田中先輩の答え…頼り頼られ貸し借りゼロ。“お互い様”の関係を目指せ!

上司にお世話になった恩を今返すときかもしれない
僕もね、インスタグラムの使い方がいまだによくわからなくて。若いマネージャーに質問したくなる瞬間が多々あるんですよ。でも、「タグ付けってなに?」って今更聞くのも恥ずかしいし、ウザイと思われるのもイヤだから。なるべくネット検索をして自分で調べるように心がけてはいるんだけど……。おじさんはね、わからないのよ。調べても、説明を読んでも、そこに書いていること自体がもう理解できないのよ(涙)。結果、僕のインスタ技術は止まったまま。スマホやパソコンも同様に使いこなすことができず、最近やっとエアドロップを覚えたばかり。それすらも、昨日できたと思ったら今日はなぜかできなかったり。頭の中はいつも「?」だらけ。僕自身、文明機器の進化から置いていかれぎみ。だからこそ、相談者さんよりも上司の気持ちがわかってしまうっていうね。
お悩み04.大人になった今でも、両親が過保護なんです(32歳・事務)

田中先輩の答え…親と子どもは“心配”と“干渉”でつながっているんです

「心配される」は期間限定。立場が逆転する日が来る
特に芸人の仕事なんて親からすると不確定で未知なる世界だから。「今から公務員の試験を受けたらどうか」って何度も何度も言われました。そこで僕は「わけがわからないなら、知ってもらおう」と、自分の状況をできるだけ報告。「事務所のライブに出るよ」「30組中の10組に選ばれたんだよ」なんてね。どんなにわけがわからなくても、少しずつ進んでいる息子の姿を感じて安心したのか、親の小言は減っていったけど、僕のことが心配なのはずっと変わらず。テレビに出られるようになったら今度は「何が面白いのかわからない」と芸人としての未来を勝手に心配。初めて「面白い」と言ってもらえたのは僕が36歳くらいのとき。納得してもらうまでに約10年かかりましたからね(笑)。
僕もそうでしたけど、親が干渉する理由のひとつに「わからない」があると思うんです。離れて暮らしていたり、何も言わないから、心配になるというか。また、こっちがどんなに「大丈夫」と言っても、親は子どもが働いている姿を見たことがないし。実家では自分も親に甘えて子どもに逆戻りしちゃうから。親としては「大丈夫」な姿が想像できない。だからこそ、30代、40代になっても親にとっては永遠に“子ども”のままなんだよね。
お悩み05.健康って大事。病気になるのが怖い(40歳・公務員)

田中先輩の答え…運動も大事だけど、いちばんはやっぱり“ちゃんと寝る”こと

30代、体の衰えを感じ、健康面が不安になるお年頃
バイラ読者世代はちょうど健康が気になり始める年頃ですよね。
20代は若さゆえに多少無茶をしても成立してしまうというか。僕なんか、テレビに出られるようになる前は本当にお金がなくて。当時は80円くらいで買えたのかな。プチシリーズのポテトチップスをひとつだけ買って一日分の食糧に。空腹を感じたらそれを2〜3枚食べるっていう生活を送っていたら、体重がどんどん減っちゃって。気づけば、身長188㎝にして体重58㎏という立派なガリガリ体型に。あの頃は、まるでガイコツでしたからね。
お悩み06.年々清潔感がなくなっていく夫をなんとかしたいんです(36歳・IT)

田中先輩の答え…男の身勝手な思い込みと幻想が“汚旦那”を生んでしまう

汚旦那に必要なのはきっと奥さんからの危機感とご褒美
僕もね、結婚前のデートにはちゃんと髪を整えて行っていたのに、今は「帽子をかぶればいっか」とボッサボサの頭で奥さんとお出かけ。それをずっと、いいことだと思っていたんですよ。「気取らず、肩ひじ張らず、リラックスできるいい関係になれたんだなぁ」って。でも、世の奥さんの大多数がそれをイヤだと思っているのだなと、今、このお悩みを読んで気づきました。
さらに、世の旦那たちには身勝手なところがあって。自分はそんな状態なのに、奥さんにはいつもきれいでいてほしいと思っているんだよね。自分は平然とパンツ一丁で家の中をウロつくのに、奥さんがブラトップ一丁でそれをやるのは許せないというか。僕もきっと「ちょっとイヤだな」と思ってしまう。今、そんな自分に気づき反省しました。
お悩み07.親友の夫のことがどうしても好きになれない(32歳・会社員)

田中先輩の答え…友達の旦那が苦手なら、無理に仲よくしなくてもいいんです

「仲よくしなきゃいけない」と思うからつらくなるんだよね
友達のパートナーが苦手、なのに、その友達はやたらとパートナー同伴で遊びたがる……。これはまた、困った状況になってしまいましたねぇ。
なんだろう、友達本人に関することなら「そういうのはよくないよ」とか、「おまえのそういうところは変だよ」って、ズバッと正直に言えるのに。友達のパートナーのことになると急にそれが難しくなるというか。「そこに口を出すのは御法度」みたいな不思議な空気が存在するよね。また、やたらと旦那を同伴したがるということは、友達は彼のことがきっと大好きで、「うちの旦那はちょっと変かも」なんて1ミリも思っていないわけで。そんな友達にはなおさら「あんたの旦那は変だよ」とは言えない。絶対に変な人なのに、絶対に悪く言えない、その状況はすごくつらいよねぇ。でも、友達とつきあっていく以上、その変な旦那ともつきあっていかなきゃいけないわけで……。これはもう、あきらめるか矯正するか、このどっちかしか方法はないんじゃないかな。
お悩み08.昭和の上司と令和の後輩。世代間ギャップに苦しんでいます(30歳・メーカー)

田中先輩の答え…世代の間に“緩衝材”の我々がいるから、新しい時代は生まれる

悪しき習慣を断ち切るZ世代はある意味、勇者
世代が変われば価値観や感覚は変わる。僕自身、他の世代とギャップを感じることはよくあります。たとえば、うちの若手マネージャー。僕と彼女の年齢差は22歳もあって。それだけに通ってきたカルチャーも全然違うわけで。昭和のバンド『ジッタリン・ジン』を知らない彼女は『死んだ隣人』と空耳。「このバンドについて田中さんに聞いてほしいとお願いされているんですけど。いくら調べても見つからないんです……」と、この世に存在しないバンド『死んだ隣人』を必死に探していたこともあったりして(笑)。
Z世代とは、聴いている音楽や持っている情報だけでなく、仕事との向き合い方も全然違う。それは芸人の世界も同じです。僕が若手の頃なんて、ネタを書いてライブに出てなんぼ、それができないと何も始まらないような世界だったけど。今の若手は「動画配信でネタを披露しています」みたいな。ライブ会場のステージではなくスマホの前に立っていたりするし。もはや、彼らにとってはテレビが絶対的な存在だった僕たちは旧世代の人間。「SNSのフォロワーの数のほうが結構大事っす」なんて言われちゃったりして。もう、やっていることが全然違うんだよね。で、ちょっと話を聞けば「田中さん、そんなことも知らないんですか⁉」と老人扱い。そのたびに言ってやりたくなりますからね。「全部、オレたち世代が育ててきたんだぞ」と。スマホもパソコンも、我々が不便な時代を生きてきた中で生まれたもの。「我々の試行錯誤あってこその今の便利な時代なんだぞ‼」と(笑)。
お悩み09.ひとり行動できるようになりたいのに、なかなかできない(31歳・IT)

田中先輩の答え…ひとり行動ができるのも、できないのも、ともに才能!

憧れの「ひとり行動」には向き不向きがあると思う
今回の相談者さんは、ひとり行動に憧れてはいるものの、寂しい思いをするのが怖かったり、周りの視線が気になってしまうとのことですが……。まず、そういう人にはきっとひとり行動は向いていないよね(笑)。そもそも、そういう他人の視線や意見に煩わしさを感じ、そこから離れたくて、ひとり行動を始める人が多いと思うんですよ。たとえば、登山中に見かける小さな花が気になって、自分はいちいち足を止めて眺めてしまう。でも、それは友達に迷惑をかけてしまうから「次回からはひとりで山に登ろう」と思うようになったり。旅先で友達が食べたいというソフトクリームの店に自分は食べたくないのに1時間も並ばされて、「私は自分の興味のあることに時間を使いたい」とひとり旅を始めたり。ひとりカラオケもそうだよね。「みんなで盛り上がるのがカラオケだ」と思いがちだけど、みんなと行けば選曲や周りの空気が気になって、歌いたい曲が歌えないこともあるわけで。ひとりで行けばそんなしがらみからも解放されるというか、自分の歌いたい曲を自由に思いきり歌えちゃうわけですからね。
お悩み10.明らかにモチベーションが落ちている後輩に声をかけたい(31歳・IT)

田中先輩の答え…やる気を失った後輩には“ヒリヒリするほどの刺激”を

正論を語りたがる『名探偵タナカ』は封印
芸人のなかにも、やる気をなくしてしまい、志なかばでこの仕事を辞めてしまう人がたまにいます。ただ、その理由はたいてい「目標を達成することができなかったから」。自分の実力に限界を感じたから引退する人がほとんどで。「なんのために働いているんだろう」というボンヤリとした理由で辞める人は意外と少ないんですよ。芸人の場合、わかりやすい目標が常に目の前にあるからかもしれませんね。まずはライブに出たい、出れるようになったら次はちゃんと笑いをとれるようになりたい、笑いがとれるようになったらテレビに出たい、あの番組でこんな仕事がしたい……。ひとつ目標をかなえたら、すぐ次に新たな目標が待っている。そこにはいくつもの段階があり、達成感を得るチャンスもたくさん転がっているので、意外とボンヤリしている暇がないというか。だからこそ「いつか売れる!」のモチベーションを失わずに突き進むことができるんですよ。
田中先輩へのお悩み相談はこちらから!





























Baila Channel




















