【久慈暁子のアメリカライフ Vol.38】「久しぶりのアリゾナへ。日本へ戻る準備を進めます！」

プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にアメリカで暮らしていた久慈暁子さん。現地での暮らしを綴ります。

久しぶりのアリゾナでは西海岸ならではの景色を堪能したり、様々な手続きに追われたり。日本へ戻るための準備を進めています。

引っ越しのためにメンフィスからアリゾナに戻ってきました。

久しぶりのアリゾナはやっぱり雲一つない快晴。ほとんど木がなく、茶色い大きな岩がゴロゴロある山々。

日本にはないこの風景を見ると、ああ西海岸に戻って来たんだと実感します。懐かしい感情が湧いてきます。

感傷的になっている暇はありません。

まずは日本で運転をするために必要な国際免許証取得のためにAAAへ。AAAとは全米自動車協会(American Automobile Association)です。

私も夫も持っているのはアメリカの免許証なので、日本で使うためにはここで申請しなければいけません。

写真を撮って申請に必要な$20を払って、書類を少し書いたら終了。

その後一度帰宅してランチ。

アメリカ生活の中でいちばんお世話になった大好きなメキシカンの「Chipotle」。

アメリカは日本に比べてメキシコ料理屋さんが多いと思います。メキシコと国境を接しているからでしょうね。

2020年のアメリカ国政調査によると、アメリカのヒスパニック系の人口は2010年から23％増加。特にカリフォルニア州では、メキシコ人などのヒスパニック系人口が白人人口を上回っているそうです。

メキシコ料理屋さんが多いのも納得です。

こちらのお店ではお肉や野菜、ワカモレなど好きな具材を選んでのせてもらいます。

ワカモレとは、アボカドをメインに青唐辛子、トマト、玉ねぎ、コリアンダー、塩、そしてレモンを加えて作られたメキシコ料理のサルサの一種です。とっても美味しいんですよ。

一度も欠場したことがない夫の元チームメイトのNBA選手も、週7日つまり毎日食べていると話題になりました。

トルティーヤやボウルが選べるのですが、私は毎回ボウルにブラウンライス、チキン、レタス、サルサ、コーン、ワカモレを入れます。栄養満点です。

何でも高いアメリカの中でかなり安く約$10（約￥1500）で食べることができ、夫が遠征中は本当にお世話になりました。

腹ごしらえが終わったところで、メンフィスに行く前に少し片付けていたものをさらにパッキング。

家電や必要のなさそうなものはできるだけ処分します。

そして引っ越し業者さんが家に来て見積もりをしてもらいました。Oceanというシールは海外への引っ越しのときに貼るシールだそう。

開封済みの錠剤や、土からなるフルーツを加工したドライフルーツは持ち込めないこと、さらに新品の商品だと使用済みのものより税が高くつくということも驚きました。

引っ越し作業に夢中になっていて気づくと23：30。

なんだかアイスが食べたい！ということで夜中にもかかわらずIn- N-Out Burgerへ。

西海岸にしかないハンバーガー屋さん。賑わっていて驚きでした。

ここは日本でいう飲み会後のラーメンならぬ飲み会後のハンバーガーで夜中にもかかわらず激混みなんです。

罪悪感はありますが頑張ったご褒美としてチョコレートスムージーを注文しました。

濃厚で美味しい！！

帰宅し、クタクタになってシャワーだけ浴びてベッドへダイブ。

翌日はダンボールだらけだった部屋が引っ越し業者さんの手によって入居時のように元どおりきれいに。

大好きな家と離れるのは寂しいですが、貴重な思い出を作ってくれたこのお家に感謝しつつ、さよならを告げてきました。

次回はいよいよ最終回。

お見逃しなく。

写真提供／久慈暁子

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