【久慈暁子のアメリカライフ Vol.35】「メンフィスでも英会話レッスン開始。スーパーマーケットもご紹介します」

プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にアメリカで暮らし始めた久慈暁子さん。テネシー州メンフィスでの生活について綴ります。

新生活にも少しずつ慣れてきた久慈さん。今回はメンフィスで触れたおもてなし精神、そして現地のスーパーマーケット事情について。お気に入りのドリンクも紹介します！

テレビ番組の『秘密のケンミンSHOW極』ではありませんが、アメリカにも土地柄というか気質の違いがあるそうです。私の住むメンフィスはアメリカの南部にあたり、「サザンホスピタリティー」という、折に触れて人をおもてなしするという親切な気質があるといわれています。

私が「サザンホスピタリティー」をいちばん感じたのは夫の所属するチームであるメンフィス グリズリーズのスタッフさんと接したときです。

シーズン途中に引っ越した私が、どこか英会話のレッスンができるところはないかと聞いたところ、スタッフさんは曜日や時間、先生など何から何まですべてセッティングしてくれました。

最近私が受講しているのはメンフィス大学の先生との毎日1時間の英会話レッスンです。

60代の女性の先生で、「なぜアメリカのお菓子が甘すぎるのか」や「葛飾北斎」についてなどトピックは多岐にわたります。

何を話そうか1ネタ用意していきますが、1時間あるので話題が意外な方向に逸れていってその場で思いついた話をすることも多々あり、とても有意義な時間です。頭がフル回転して、汗だくのこともあります。

英会話レッスンが終わり、ちょっとした買い出しに。

買い物に出掛けるのは、比較的治安のよいマッドアイランドとジャーマンタウンです。マッドアイランドはミシシッピ川の中州のような島なのです。

ミシシッピ川の大きいこと、大きいこと。

マッドアイランドにある小さなローカルスーパー「CORDELIA’S MARKET」へ。

小さいスーパーながらお肉や魚、野菜、日用品などだいたいのものは手に入ります。

アメリカらしいカラフルなシリアルや、アメリカの朝食の定番pop tartsというパイ生地に甘いフィリングがはさんであるものが大量に並べられています。

実はこのスーパー、アメリカ南部料理のソースやシーズニングもかなり豊富。Gumboというカレーに似たスープ料理やザリガニ料理に使うシーズニングも。

またアメリカ南部料理のBBQソースも豊富です。rendezvousやcorky'sといったメンフィスのBBQ有名店のソースもここで手に入ります。

豆もメキシコ料理や南部料理でよく見かけるため、豆の缶がたくさん置かれています。

そして私のお気に入りはこのスーパーのオリジナルブランドのクランベリージャム。アメリカのジャムなのに、あまり甘くなくて、紅茶に入れても美味しい！

アメリカに来てから機内でもレストランでもほぼ毎回クランベリージュースを頼むくらい大好きになったクランベリー。

日本にいた頃はほとんど見かけることがなかったのですが、クランベリーのなんとも言えない甘酸っぱさに魅了されてしまいました。

クランベリーは美味しいだけでなく、女性にとっての味方でもあるんです。抗酸化作用がとても強く、ビタミンCも豊富で美肌効果があるのも嬉しいですよね。

 

約150年前、マーク・トウェインが発表したミシシッピ川沿いの街が舞台の小説『トム・ソーヤの冒険』。ミシシッピ川に浮かぶ小さな島、マッドアイランドを歩いて、川風を胸いっぱいに吸い込むと、トム・ソーヤになれるような”力”が湧いてくる島です。

写真提供／久慈暁子

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