プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんとの結婚を機にニューヨークで暮らし始めた久慈暁子さんが綴る新生活日記。
48年ぶりのオリンピック自力出場を決めたバスケットボール男子日本代表。本当におめでとうございます! たくさんの感動をいただきました。もちろん久慈さんも現地で応援。会場が一つになって盛り上がった試合の様子から、合間に訪れたエメラルドグリーンの海まで詳しくレポート!
夫が出場するワールドカップ応援のため沖縄へ
私の夫、渡邊雄太はバスケットボール男子日本代表として、沖縄で行われたワールドカップに参加。私も夫の応援のため、初戦の行われる8月25日に沖縄入りしました。
久しぶりの沖縄。いつもはバカンス気分でワクワクしながら行くのですが、試合への期待感とどんな試合になるだろう?というドキドキが入り交じった複雑な気持ちで沖縄に向かいました。
空港に到着するとワールドカップの宣伝のタペストリーやポスターがいたるところにあり、大会の盛り上がりを感じます。
試合前、古宇利島へプチ観光
8月27日。
この日は試合開始時間が21時からだったので、日中、夫の家族と一緒にちょっぴり沖縄観光に出掛けました。まず向かったのは古宇利島。沖縄本島北部にあるエメラルドグリーンの海に囲まれた小さな島です。那覇からは車で1時間半かかります。
本島と古宇利島を結ぶ古宇利大橋から見えるエメラルドグリーンの海。ため息が出るほど美しくて言葉を失ってしまいました。
島に着いて古宇利オーシャンタワーという展望塔へ。
自動運転カートに乗ってゆっくり頂上を目指します。ゆっくり上るので、自生している南国ならではのハイビスカスやソテツなどの植物も存分に楽しめます。
展望台から見えるエメラルドグリーンの海が360度広がる大パノラマ。息をのむほどの美しさでした。
突然大きな虹が! これは幸運のサイン?
自然のエネルギーをたっぷりいただいて、一度本島にあるホテルに戻ることに。
すると突然、大きな虹が目の前に現れました。
「虹が出たってことは今日は勝つね!」と家族と話し、夜はフィンランド戦を観戦するために沖縄アリーナへ。
いよいよ試合! 会場は観客の皆さんで長蛇の列
とにかくお客さんが多く、開場前にはこんな長蛇の列ができていました。
列に並んで待っていると、たまたま対戦相手のフィンランドの応援団がすぐ後ろに並んでいました。フィンランド勢は開場を待っている間、びっくりするくらい大きな声で国家を歌っていて、日本も応援頑張らなきゃ!とより気合いが入りました(笑)。
このアリーナはNBAの試合会場のように大きな電光掲示板が真ん中にあり、とっても臨場感あふれる試合会場です。
地響きのような「ニッポン!」コール
応援は沖縄らしく、指笛に先導されながら地響きのような「ニッポン!」コールと「ディフェンス!」コール。会場が揺れているような大歓声でした。
私も応援に熱が入りすぎて、会場で配られるハリセンで足を強く叩きすぎ、気づいたら太ももにあざができていました。
そして、格上のフィンランドに勝利! 涙が止まりませんでした。
そしてこの日だけでなく、アフリカのカーボベルデにも勝利し、パリオリンピックへの切符を手に入れることができました。 会場中が勝利に酔いしれて、沖縄らしく歌ったり踊ったりして勝利を祝っていました。
会場でそして、テレビなどの画面を通して応援してくださった皆さん、日本が一丸となって掴んだ勝利。
選手の皆さん、スタッフの皆さん、本当におめでとうございました。
1994年7月13日生まれ。岩手県出身。
ノンノモデル、フジテレビアナウンサーとして活躍後、フリーアナウンサーに。2022年プロバスケットボールプレイヤー 渡邊雄太さんと結婚し、アメリカで生活。趣味は映画・DVD鑑賞。特技は水泳。
写真提供/久慈暁子
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