【書籍大好評発売中！】 BAILA連載の「長谷川あかりのご自愛ごはん」より春の厳選レシピを5つ紹介

BAILA連載の「長谷川あかりのご自愛ごはん」が一冊の本になり、大好評発売中！　納豆焼めしや、豚肉とトマトのピリ辛炒めといった、簡単に作れる春の厳選レシピを5つご紹介します！

「湯気の温かさ、お肉が焼ける音、野菜の手触り。実は、料理しながら感じられる様々が、“ご自愛”につながる気がします。この本が、あなたの『作りたい！』を手助けできるお守りのような存在になれますように。」長谷川あかり

今回ご紹介するのは、積極的にとりたいお魚のたんぱく質と食物繊維をワンプレートでいただけるメニュー。

「うま味たっぷりのきのこを贅沢なソースに仕立てた一皿。ソースといっても塩鯖と一緒に蒸し上げ、最後に軽く味を調えるだけなのでとても気楽に作れます。塩鯖は商品によって重量や塩分濃度が異なる場合があるので、きのこソースは味をみながら塩で調整してくださいね。食べるときは、ぜひフォークとナイフで。骨取りタイプの塩鯖であれば、スプーンでほぐしながらいただくのもおすすめですよ」

材料（2人分）　調理時間／約15分

塩鯖 2切れ

お好みのきのこ 200g ※今回はエリンギとまいたけを1パックずつ使用
玉ねぎ 1/2個（100g）
生姜 1片

塩 小さじ1/4

白ワイン 1/4カップ（50ml）
バター 5g
醤油 小さじ1

オリーブオイル 適量

きのこは粗みじん切りに、玉ねぎと生姜はみじん切りにする。

深めのフライパンに①を入れ、塩をふって絡める。

②の上に塩鯖をのせ、白ワインを注いだら中火にかける。

ふつふつとしたら蓋をして弱めの中火で10～12分、魚に火が通るまで蒸す。

鯖だけを食べる器に取り出す。フライパンに残ったきのこに水気が残っていれば中火で炒めて飛ばし、火を止める。バター、醤油を加えたらさっと混ぜ合わせ、味をみて足りなければ塩（分量外）でととのえる。

鯖を取り分けておいた器にきのこソースを盛り付ける。仕上げにオリーブオイルを少々たらしてでき上がり。

「魚不足＆食物繊維不足を補いたいときによく作るレシピ。特別な調味料を使わずともごちそう感が出るのは、華やかな白ワインの酸味と香りのおかげ。飲みかけの辛口テーブルワインなどでも大丈夫ですし、ごはんにもパンにも合いますよ。きのこ・玉ねぎ・生姜を前日に刻んでジップロックに入れておけば、翌日の帰宅後一瞬で作れます」

中華麺…… 2玉
ニラ…… 1束
アミエビ（乾燥）……5g

【A】
豚ひき肉 100g
にんにく、しょうがのすりおろし……各1かけ分

しょうゆ……大さじ2
みりん……大さじ1
塩、酢……各小さじ1
ごま油……小さじ2
粗びき黒こしょう……適量

冷蔵庫にストックしている人も多い納豆を使ったメニュー。

「ここ最近の私のおひるごはんや、夜食の定番レシピです。納豆、かまぼこのうまみをベースに、ザーサイの歯ごたえと塩味を効かせて一気に本格味に。家庭的な味になりすぎず、少しあか抜けた雰囲気がでます。イメージは、素敵な中華料理屋さんのまかない料理・もしくはバーの裏メニュー（！）。ビールやハイボールにもよく合いますよ」

材料（1人分）　調理時間／約10分

ごはん（温かいもの） 200g
小粒納豆 1パック（50g）
長ネギ 1本
かまぼこ 40g
ザーサイ（瓶詰め） 30g

米油 大さじ1
塩 小さじ1/4
醤油 小さじ1/2

粗びき黒こしょう適量

長ネギとザーサイは粗みじん切りにする。かまぼこは8mm～1cm角に切る。

フライパンに米油を中火で熱し、1を加え、長ネギがしんなりとするまで炒める。

ごはんと塩を加え、ごはんがしっかりほぐれるまで炒める。

納豆を加えて粒をバラバラにするようにして全体を手早く混ぜ合わせる。

炒め合わせたごはんをフライパンの端に寄せ、醤油を加える。しゅわしゅわと泡立ったら火を止め、さっと混ぜ合わせる。器に盛り付け、粗びき黒こしょうをふる。

「納豆を加えたら、とにかくスピード勝負！ 炒めすぎないように注意しながら手早く混ぜ合わせてくださいね。焦がし醤油の香りもアクセントになるので、フライパンに醤油を入れたらすぐに混ぜてしまわず、しゅわしゅわ泡立つのを待ってから一気に混ぜて」

豚こま切れ肉……160g
トマト……大1個
しょうが……1かけ
片栗粉……大さじ3

【A】
料理酒……大さじ2
しょうゆ……大さじ1
みりん……小さじ1
豆板醤……小さじ1/2弱

ごま油……大さじ1と1/2

今回ご紹介するのは、高たんぱく&低脂質な鶏むね肉に、低カロリー&低糖質な里芋を組み合わせたヘルシーな一品。

「しっとり蒸した鶏むね肉を、旬の里芋ソースで。塩とオリーブオイルだけ、蒸し鶏もソースもフライパンひとつでシンプルに調理しました。蒸し時間は鶏の厚みに合わせて調整してくださいね」

材料（2人分）　調理時間／約40分

鶏むね肉 1枚（皮を外して250～270g）
オリーブオイル 大さじ1

里芋 小5～6個（正味160g）

塩 適量

小ねぎ（小口切り） 適量

鶏むね肉に塩小さじ1/4を擦り込み、オリーブオイルを塗っておく。里芋は皮をむいて1.5cm角に切る。

里芋、塩小さじ1/3、水100ml（分量外）を深めのフライパンに入れて強めの中火にかけ、煮立ったら蓋をしてそのまま1～2分ほど加熱する。吹きこぼれそうになったら一度蓋を開けて蒸気を逃し、再度蓋をして弱火にし、10分煮る。

鶏むね肉をオイルごと里芋の上にのせ、水50ml（分量外）を加える。強めの中火で軽く煮立たせたら、蓋をしてそのまま1～2分、その後弱火にして18分蒸す。

鶏むね肉は取り出して、少し冷ましたら薄く切り分ける。フライパンに残った里芋は中火にかけて水気を飛ばしながら、白濁してとろみがつくまで2～3分程度中火で煮詰める。

器に鶏むね肉を盛り付け、里芋のソースをかける。オリーブオイル（分量外）を少々かけ、小ねぎをトッピングする。

「野菜の上でゆっくり蒸す鶏むね肉は、私の大好物。里芋はゆっくり加熱することで独特の柔らかい食感と甘さが引き出されます。小ねぎのアクセントがシンプルな味をより一層引き立て、見た目も豪華に！」

長谷川あかり　『わたしが整う、ご自愛ごはん
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