あなたの上司はどんなタイプ? 超せっかち、昭和気質、把握したがりetc...さまざまなタイプの上司の対策=トリセツをご紹介。どんなクセツヨ上司でも嫌いにならない方法があるんです!
01.「せっかち上司」の対処法
「せっかち上司」のトリセツ 何事も5分前行動で!

「せっかち上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「あと5分で到着予定です」
→「せっかち上司」も安心できるよう、残り時間は正確に
◎「とりあえずお渡しします!」
→「とりあえず」でもないより嬉しい「せっかち上司」。細かい修正はあとでゆっくり取りかかろう
「せっかち上司」とのコミュニケーションNG例
×「今から最終チェックをするところです」
→不完全でも形になったものがあるなら、とりあえず目を通したい「せっかち上司」。最終チェックはお任せしてしまおう
×「納期まで余裕があるので、後日対応します」
→言われたことはすぐに取りかかってほしい「せっかち上司」。ファイルのタイトルだけでも作ってしまったほうが無難
02.「昭和な上司」の対処法
「昭和な上司」のトリセツ たまには昭和トークにもつきあってあげて

「昭和な上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「オススメのお店を教えてください!」
→「昭和な上司」のお眼鏡にかなうお店なら、チェーン店ではない可能性大! 老舗の名店を教えてもらえるかも?
◎「これってどんな意味があるんですか?」
→昨今の自由な働き方でコミュニケーションに飢えている「昭和な上司」。身に着けているものや好きなものなどを深堀すると、喜んで話してくれるはず!
「昭和な上司」とのコミュニケーションNG例
×「テレワークしないんですか?」
→仕事と言えば、出社して自分のデスクでするのが当たり前の「昭和な上司」。選択できるなら好きにさせてあげよう。
×「その服装、暑くないんですか?」
→「昭和な上司」にとって、オフィスの服装と言えばスーツ。猛暑の屋外作業でなければそっとしておいてあげて。
03.「完ペキ主義上司」の対処法
「完ペキ主義上司」のトリセツ 注意を受けても、必要以上に気にしない!

「完ペキ主義上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「現在このような進捗になっております」
→段階ごとに細かく報告しておけば、最終段階での「全部やり直し」は防げるはず
◎「昨日のプレゼン、うまくいきました!」
→上司のこだわりが詰まった結果はどうなったのか、報告すると喜んでくれるはず
「完ペキ主義上司」とのコミュニケーションNG例
×「チームで相談して、このように進めています」
→よかれと思って上司不在で進めても、「完ペキ主義上司」は不機嫌に
×「期限が迫っていますので、優先していただけませんか?」
→細かいところは気になるけれど、意外に大きな部分を見落としがちな「完ペキ主義上司」。デッドラインは最初に共有を
04.「カタカナ多発上司」の対処法
「カタカナ多発上司」のトリセツ 重要なことはやんわり日本語で確認!

「カタカナ多発上司」」とのコミュニケーションのOK例
◎「ブルーオーシャン戦略ですか、新規開拓も大切ですもんね」
→上司との会話中は優秀な翻訳機になったつもりで、さりげない言い換えを
◎「この部分ですが、もう少し詳しく説明していただけませんか?」
→自分の理解力が追いついていないだけ、という姿勢を見せつつ、カタカナを少しずつ紐解いていこう
「カタカナ多発上司」とのコミュニケーションNG例
×「もう少しわかりやすい表現でお願いします」
→カッコつけてるだけなら効果があるかもしれないけれど、上司に悪気がなかったら気まずいだけ
×「それ、通じないと思います」
→実は本来の意味がわからないままでカタカナ用語を使っているのかも?そっと本来の意味を教えてあげて!
05.「イベント好き上司」の対処法
「イベント好き上司」のトリセツ 見習うべき点は真似してみよう!

「イベント好き上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「来月ボーリング大会、あるみたいですね、出場されるんですか?」
→とりあえず楽しみな話題を提供して、ゴキゲンUP
◎「週末この近くのオススメイベントありますか?」
→定時ダッシュでお出かけしている機動力、プライベートの参考に教えてもらおう
「イベント好き上司」とのコミュニケーションNG例
×「私は不参加で」
→拒否すればするほど熱く誘われ微妙な空気に……! 参加や興味の有無は直前まで曖昧に
×「〇〇社さんはこんなイベントがあるそうですよ」
→良かれと思った情報提供も「じゃあウチでもやろう!」とヤブヘビになりがち
06.「キレイ好き上司」の対処法
「キレイ好き上司」のトリセツ 日常をうまくイベント化して、満足してもらおう!

「キレイ好き上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「私もたまにはお掃除することにしました」
→上司のお手伝いではなく、まずは自分のデスクをキレイにすると、印象もup
◎「その技、真似してもよろしいでしょうか?」
→「キレイ好き上司」が編み出した掃除技には学ぶべき点がいっぱい
「キレイ好き上司」とのコミュニケーションNG例
×「お掃除しておきました!」
→上司の求める「キレイレベル」を満たせない掃除なら、「キレイ好き上司」のストレスを増やすだけかも?
×「そこまでキレイにしなくても、いいのでは?」
→仕事で渋々ではなく、好きでキレイにしているだけの「キレイ好き上司」、気の済むまでキレイにさせてあげよう
07.「愛社精神スゴすぎ上司」の対処法
「愛社精神スゴすぎ上司」のトリセツ 上司の前では会社の愚痴はご法度!

「愛社精神スゴすぎ上司」とのコミュニケーションのOK例
◎「今回の新製品、素敵ですよね、きっと売れると思います」
→決して上司を褒めているわけではないのに、新製品を褒めるだけでゴキゲン決定!
◎「この会社で上司とお仕事できてよかったです」
→これまた上司を褒めているわけでもないのに、なぜか嬉しくなっちゃう、それが「愛社精神スゴすぎ上司」!
「愛社精神スゴすぎ上司」とのコミュニケーションNG例
×「もしかして、ヒマですか?」
「任意」の社内イベントにも積極的に参加している上司。でも決してヒマなんじゃありません。これも上司にとっては立派な「推し活」!
×「正直に言うと、○○社(競合)の製品の方が可愛いんですよね」
ライバル社だけでなく、センスや待遇などでも他社を褒める言動はNG! 正直な意見は同僚とシェアするだけにとどめよう。
08.「把握したがり上司の対処法」の対処法
「把握したがり上司の対処法」のトリセツ 黙って仕事を進めると後々めんどうなことになるので、「連絡はうすく、こまめに」が鉄則ね!

「把握したがり上司」とのコミュニケーションのOK例
→あなた(上司)がいないと話が進まないんです、という雰囲気を漂わせ、
◎「頑張ってみましたがここまでしか進められませんでした」
と下手に出ると喜んで手伝ってくれる可能性も。
ただしいくつものプロジェクトに引っ張りだこ(?)のため、相談するタイミングには気をつけて。
「把握したがり上司」とのコミュニケーションNG例
×「あれってなんですか?」
×「特に返信がなかったので従来どおりで進めておきました」
→「把握したがり上司」は「自分が知らない人」と「自分が知らない間に」話が進んでいることをいちばん嫌がるので、
小さなことでも反応を確かめてから進めるのが◎。
えい、っと進めてしまいたくなる気持ちをグッと抑えて、確認を。
デッドラインが迫っていれば、そのことも盛り込んで指示を仰ぎましょう。

大手企業、外資系などで社長秘書、総務業務全般を約20年担当。気づきや経験を活かし、オフィスワーカーの処世術をバイラ世代へ発信中。