テレビ東京『WBS(ワールドビジネスサテライト)』の大江麻理子キャスター。“働く30代女性が今知っておくべきニュースキーワード”を自身の視点から解説する人気連載まとめ。気になるキーワードを一気にチェック!
大江麻理子
おおえ まりこ●テレビ東京報道局ニュースセンターキャスター。2001年入社。アナウンサーとして幅広い番組にて活躍後、’13年にニューヨーク支局に赴任。’14年春から『WBS(ワールドビジネスサテライト)』のメインキャスターを務める。
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- Keyword【インフレ】
- Keyword【中国共産党大会】
- Keyword【GX(グリーントランスフォーメーション)】
- Keyword【防衛力強化】
- Keyword【電力不足】
- Keyword【家計調査】
- Keyword【Web3】
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- Keyword【難民問題】
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- Keyword【経済安全保障】
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- Keyword【withコロナ時代の女性の働き方】
- Keyword【脱はんこ】
- Keyword【景気ウォッチャー調査】
- Keyword【アメリカ大統領選挙】
- Keyword【ナッジ】
- Keyword【withコロナ時代の社会貢献】
- Keyword【BCP(事業継続改革)】
- Keyword【働き方改革】
- そもそもニュースに敏感でいるべき理由って?
Keyword【インフレ】
Keyword【中国共産党大会】
Keyword【GX(グリーントランスフォーメーション)】
Keyword【防衛力強化】
Keyword【電力不足】
Keyword【家計調査】
「家計調査は総務省の統計で、家計収支編や貯蓄・負債編などがあり、月や四半期、年、年度ごとの調査結果が総務省統計局のホームページで公表されています。日本の景気は日本だけで完結しているわけではなくて、世界情勢が大きくからんでいます。特にウクライナ侵攻の長期化やアメリカの急激なインフレなど、先行きが不透明な要素が皆さんの心理に影響している気がします。一喜一憂はしてしまうものだと思いますが、『次にこういうことが起こりそうだ』とか『状況が少し変わってきた』など、潮目の変化にいち早く気づけると早く対処できる安心感につながると私は考えています。そのためにもニュースを見るといいですし、家計調査のような統計データに触れて、自分なりに分析してみるといいかもしれませんね」
Keyword【Web3】
Keyword【トリガー条項】
Keyword【難民問題】
Keyword【円安】
Keyword【スタグフレーション】
Keyword【リカレント教育】
Keyword【経済安全保障】
Keyword【ESG投資】
「ESGは、英語の3つの言葉Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を取ったものです。企業の経済活動が地球環境に負荷をかけすぎていたり、人を搾取したりしていないか。社会の中で正しくあろうとしている企業かどうか。そういった観点を投資の重要なポイントにしていきましょうというのがES投資の考え方です。世界中で広がっている理由の背景に、持続可能な世の中にしていくためには企業の活動のあり方を変えなければいけないという考えがあると思います。大量消費の裏で地球環境が悪化したり、不当な労働を強いられる人がいたりすることへの疑問を皆さんが抱くようになってきた。そうしたなかで、ESGの観点を大切にしている企業に投資して、その企業の活動や成長を後押しできるESG投資が重要視されるようになってきたんです」
Keyword【フェムテック】
「女性(female)にテクノロジー(technology)をかけ合わせたた“フェムテック”というキーワード。これまで女性関連用品やサービスの分野には、重要なのに表で話しづらい雰囲気がありました。そこに女性だけでなくテックという言葉を盛り込んだワードが登場したことで、テクノロジーブームにうまく組み込まれて拡大しました。さらに女性のウェルビーイング(幸福度の高い状態)に寄与するところがSDGsやESG投資と同じように誰かが快適になるために投資する今の時流にも合っています。テクノロジーを活用したデータにより男性も客観的に理解し関わりやすい世界になってきたことも、企業や投資家からの関心が高まる要因だと思います」
Keyword【ペントアップ需要】
Keyword【K字経済】
Keyword【グリーンリカバリー】
Keyword【半導体不足】
「すべてがネットワークにつながるIoT(モノのインターネット)時代の今、半導体は生活になくてはならない存在になっています。半導体不足が生じたのは、様々な要素が複合的に絡んでいるのですが、大きく三つの要因があります。まず米中対立による影響です。米中の貿易摩擦の一環で、米国が中国に対して米国で設計、製造した半導体の輸出を制限しました。その影響が世界に及んだと言われています。二つ目が新型コロナウイルスの感染拡大による人々の需要の変化です。テレワークや巣ごもり生活によりIT機器や家電の需要が高まり、その後に自動車の需要が急回復したことが半導体不足に拍車をかけました。三つ目に、社会インフラなどに使われる収益性の高い高性能な半導体のニーズが高まり、今不足している比較的シンプルな半導体の供給に対応できていないとの見方もあります」
Keyword【クアッド】
Keyword【脱炭素】
Keyword【不妊治療】
Keyword【民間宇宙船】
「スペースシャトルの退役以降、9年ぶりに再びアメリカが有人宇宙飛行の手立てを持ったこと、そして民間の宇宙船がデビューしたことが大きな意味を持ちます。宇宙政策というと国や国に関連する組織が携わるイメージがあったと思うんですが、各国の財政状況が厳しいなかで巨額の費用がかかる宇宙開発を継続するために、民間企業を引き込んでいくという流れが自然にできていると思います。そこで民間企業はどうやって利益を出すのかを考えていくので、そうなったときに一般人を宇宙に連れていくというビジネスをこれから真剣に展開していく段階に入るかもしれません。実際に民間宇宙船クルードラゴンは、将来宇宙旅行をする一般人を乗せて、宇宙に運ぶことも想定しているようです」